日本の神話と古事記・日本書紀

            (その5)

 

                         2020.12.08

                       萩原行政書士事務所

 

 

地底にある国、根之堅洲国(ねのかたすくに)に着いたオオクニヌシを出迎えたのは、スサノオの娘スセリビメで、スセリビメに一目ぼれしたスサノオはスセリビメとすぐに結婚。

 

オオクニヌシにとってスセリビメの父はスサノオとなります。

アマテラスの弟で乱暴者ゆえに天上界を追われたスサノオですから、簡単には二人の結婚を認めません。

 

義父であるスサノオは、娘スセリビメの夫にふさわしいかどうか見極めるために、いろいろとオオクニヌシに試練を与えます。

 

義父は、大小の蛇がうごめく部屋で寝るよう命じたり、ハチとムカデの部屋にいれたり、野原の真ん中で野火に囲まれた火攻めの試練を与えましたが、オオクニヌシはなんとかこれをくぐり抜けました。

 

三度の困難を絶え凌いだものの、最後は「無数のムカデが這っている頭の中の虱を取ってくれ」と命じられましたが、この難問もスセリビメの助言によって乗り越えました。

 

義父スサノオが心を許し安心して寝入ってしまった隙に、オオクニヌシとスセリビメは地底の世界から逃げ出してしまいます。

 

 

 

この逃走劇では、スサノオの秘蔵の神器であり絶大なパワーを秘めている、「生大刀(いくたち)」「生弓矢(いくゆみや)」「天の沼琴(あめのぬこと)」を持ち去ってしまいます。

この神器を持っていればスサノオと同様の神威を得ることになるからです。

 

二人の逃走に気づいたスサノオは追いかけますが、地上世界と根之堅洲国との境で、

追跡を諦め大声で言いました。

「おまえが手にしている生大刀・生弓矢で兄神たちを倒せ。我が娘スセリビメを正妻として新しい国を作るがよい。」

 

オオクニヌシはこの言葉通り剣と弓矢で兄神たちを倒したのです。

 

今回はここまでです。

ではまた次回にお会いできるのを楽しみにしています。