中国の開発途上国支援も経済援助が主目的ではなく、政治的に相手国を利用しようとする思惑が透けて見えます。

 

例えば、アフリカの某国への援助ですが、

農業開発の名目で中国の農民を大量に送り込み(中国からの移民送り出し政策の一環)、出来上がった農作物のほとんど(当該国にはサンプル程度の納品しかしない)を母国中国に送り届けています。

 

そのための中継基地としてドイツのハンブルグ近郊にある小さな空港を99年借款で確保しており、週に何便も貨物輸送機を中国~ドイツ~アフリカ間で運航させています。中国による空港利用を許可した当時のドイツ首相は、引退後に対中国関連の収賄疑惑でマスコミに叩かれました。

 

 

 

日本は、アフリカ援助と言えば学校を建てたり、井戸を掘ったり上下水道を整備し、道路網や電話網の社会インフラ工事を担当してその国のためになることをしています。思想・主義の原点が全く違います。

 

米中対立では、中国も米に叩かれて黙っていません。

米中は冷戦から明らかに熱戦へ変化してきています。

中国共産党は自分たちの生存権をかけて国民の目を対外問題に向けるため地域の紛争か戦争を望んでいるようにみえます。

 

日本から見ると尖閣諸島で、中国公船の領海侵犯が激しくなっていて日本とモメゴトを起こしたがっているようです。今なら日本は自衛のための防衛戦しかしないし、米太平洋第7艦隊の4空母(レーガン、ニミッツ、ルーズベルト、アイゼンハウワー)はコロナ感染症陽性の発症艦員が出て病気から復帰しつつある状況で、やっと洋上の航空機着艦訓練を開始しているようだと言われていますから、いますぐと言われたら日本を守ることができません。

 

 

 

今日はここまでです。

 

2020.06.30

萩原行政書士事務所