前回のブログで「中国による尖閣諸島奪還の時期は、2040~45年を計画している」ということについて触れました。

 

中国はそれ以外にも世界戦略のための手段を着々と打っています。

 

本当に驚くことばかりですが、今回話題にするのはその一つで、

中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)です。

 

 

 

では早速このAIIBについて見ていきましょう。

 

中国はAIIBを利用して日米主導のアジア開発銀行(ADB)を凌ぐ経済分野での勢力拡大を目指し、ひいては経済面での世界支配を目論んでいるのでしょうか。

 

アジアインフラ投資銀行とはどんな銀行なのか。

 

AIIBは、中国が2013年に提唱、2015年12月に発足し翌年1月に開業式典を行いました。

資本金は1000億ドル(約12兆円)規模を誇り、その役割はアジアにインフラを整備していくためのお金を貸す銀行です。

当初57か国でスタートしましたが2017年には70か国・地域に、更には85~90か国に拡大する見込みと言われており、

この種の既存の銀行である日米が主導するアジア開発銀行(ADB)の67か国・地域を上回る参加国となっています。

 

将来、世界で最も経済成長が期待される地域は、アジア、中東、アフリカと言われていて、アジアのインフラ整備には年間100兆円のお金が動くと見られており、投資国にとっては極めて魅力のある巨大マーケットとなります。

 

日米主導のADBが環境や貸し付けのハードルを高くして乱開発を抑制しようとしている点に目を付けた中国は、逆に、貸付基準を甘くして楽に借りられるようにすることによって、ADBよりAIIBを多く利用できるようにしました。

これには開発途上の国は飛びつくでしょう。

また、お金を持っている投資国も金儲けの好機とばかり出資するでしょう。

おいしい話ばかりのように見えますが、中国の巧みなところは、AIIBに参加しないと資金利用のインフラ工事には入札できないという条件で投資国を縛ったことです。

 

中国は「AIIBに参加すれば、アジアのインフラ整備でお金儲けができますよ」という甘い言葉で誘導して、イギリス、フランス、ドイツを加盟させてしまいました。

それに影響されてオーストラリア、ロシア、ブラジルも雪崩を打ったように加盟、アジアでは、アメリカから加盟しないよう説得を受けていた韓国や南沙諸島問題で中国と対立しているフィリピンのほかベトナム、台湾も参加しました。

 

 

 

 

今日はここまでです。

続編(その2)をお楽しみに