ドイツ中央部に位置するチューリンゲン地方は、1990年ドイツ統一まで東ドイツになっていて、統一後にやっと自由に行き来できるようになりました。この地方はなだらかな起伏のある丘陵と森に蔽われ、一帯を横断するようにゲーテ街道が通っています。
ドイツの中央部分に位置しますので、はるばる北の方向には魔女伝説で有名なハルツ山地がありますし、ずーと南の方にはワーグナーのオペラ公演で有名な夏の音楽祭で知られたバイロイトがあります。
この地方で私が興味を持っていたのはワイマールの町です。何故かというと平和憲法に関心を持っていたからです。この町は歴史上かってない国の根幹として平和の理念を謳ったワイマール憲法を創始したことで有名ですし、何より町には、文豪ゲーテや彼を慕って近くに住んだといわれるシラーの家、更には、今でも本人が愛用したオルガンの残る作曲家リストの家が歩いてすぐのところにあるので、短時間で観光することができます。
ワイマールの夜は、心静かにチューリンゲン地方の郷土料理を楽しみましょう。
この地方の郷土料理といえば香ばしく焼いたソーセージのテューリンガー・ヴルストもその一つです。定番のジャガイモ料理とビールで郷土料理を満喫しようとワイマールのレストランを検索しました。
ゲーテも通った歴史と伝統のある典型的なドイツ料理のレストラン「ツム・ヴァイセン・シュヴァン」は、天皇・皇后両陛下もお食事をされたそうです。日本人の客は少ないので結構珍しがられるかもしれませんが、お料理もおいしくて満足な夜を過ごすことができました。(了)
