相談は並ならぬものでした。

持参した申請書は使えない。

これは別の在留資格になる!

相手のあまりの酷さに絶句した。

外国人の弱い立場を知っての言動。

「ゼッタイ、許せない!」

カバチタレ!になってしまった。

TVで見ていてやりすぎだよと冷ややかでした。

でもこんな日本人がいるなんてやっぱり許せない。

「ビザは任せてください!」

「これから警察に行きましょう」

「警察は民事は不介入です」

刑事事件に発展する可能性もあるし
あまりの酷さに警察も調書を取ってくれた。

「外国人で立場が弱いので相手が警察に来る前に来ました」

別れた後、携帯が鳴った。

「先生、今会社で暴れてるので警察を呼びました!」

「明日、来てください!」

ビザ衛門

「○△□×」

何を言ってるかわからなかった。

昨年12月にお会いした人でした。

「次の仕事をお願いします」と言われ
そのままになっていた。

この仕事ではよくあることだ。

急に連絡がなくなったらり忘れた頃に電話があったり。

「今日か明日会いたい」と言う。

体調が悪かったので、明日と返事した。

最近の傾向として色んな国から来るようになった事。

それに伴い各国の法律を調べる必要が出てくる。

また世界情勢を知ることも大切だ。

イラン=ペルシャ
現地ではイラーンと言うそうです。

イラク=アラブ
現地ではアラクと言うそうです。

だから民族が違う。

イランと日本は以前はノービザだったらしい。

9.11はイランじゃなくてイラクだと教えてもらった。

この辺の認識がないとこの仕事は出来ない。

ビザ衛門

「大宮駅東口に9時に迎えに行きます」

さいたま市の帰化申請は、
さいたま地方法務局本局と大宮支局の2ケ所になる。

住所で管轄しており大宮支局扱い案件だった。

9時30分にスタートし終了したのが13時。

それでもまだ第1段階である。

相談だけで4~5回かりそう。

それだけ複雑な案件だった。

次々と色んな質問が出てきた。

私の知らなかった事も浮かび上がってくる。

クラインアントは全部しゃべってくれない。

もっとヒアリング能力を高めなければいけない。

法務局の方も初めての国籍でかつ入り組んだ案件なので戸惑っている。

私が聞いていた情報を話すと問題はより複雑になっていった。

「これだけ複雑ですから同行したのです」

「まずは身分関係を拾い腑出す事。学歴、職歴はその次にやります。」

日本国籍を取得する事はカンタンではない。

ビザ衛門