最近日本国内でも小さな洋菓子屋さんで作られるチョコレートやチョコレートケーキの売り文句に
「ヴァローナ社のクーベルチュールを使用」などと
書かれていることが多い。
ヴァローナ社とは?
ヴァローナはフランスで1922年に創業されましが、今は大企業の子会社でありラ・メゾン・デュ・ショコラと同じグループになります。
ヴァローナ社の年間チョコレート生産量は約7千トン
大手メーカーに比べると百分の一程度。
しかし、ヴァローナが大手とは異なる点は、”高品質のチョコレートだけを生産している”ということにつきる。
こだわりショコラティエの中には、カカオ豆を買い一から手作りする職人もおりますが
チョコレートを扱う職人の多くは、もっとも大事な材料の製菓用チョコレートを信頼できるメーカーから買うしかない。
そこで、登場するのがヴァローナ社というわけ。
ヴァローナ社はカカオ豆、農園にもこだわっており、契約農園などは一部の経営陣しか知らない。
仕入れされるカカオ豆の箱にも数字などしか書いてなく、従業員にも分からないようになっているのだ。
より良いカカオ豆を求めて、多くのチョコレートメーカーやショコラティエが農園を訪れているが
どんなに気に入っても、すでにヴァローナ社と契約済み、という農園も少なくないという。
ヴァローナ製品の主流は粒状もしくは塊の一流職人向けの製菓用チョコレートですが
真の自信作としているのは、産地限定チョコレートコレクション
業界初の農園限定ヴィンテージ付チョコレートは「グラン・クヴァ」
カカオ農園を一つに限定した世界に一つしかない味。
カリブ海に浮かぶトリニダッド島サンホワンエステートにあるグラン・クヴァ農園では
最良品質のトリニタリオ種を栽培。
ヴィンテージ付というのは収穫年が限定されているので、製造量に限りがあります。
そこで、私昨日サロン・デュ・ショコラに足を運び![]()
もちろん年に一度の購入チャンスの「グラン・クヴァ」
を買ってきました。![]()
これを逃すとまた1年先まで手に入らないうえ、同じ味は二度と味わえませんから。
完璧なまでに整った味![]()
まろやかで、バランスがよく優しい口当たりのビターチョコレート
香ばしさとほのかなスパイシーさがアクセントのチョコレートです。
ヴィンテージチョコはほかに2種ありますが、
一番食べやすく人気のチョコレートです。
真のチョコレート愛好家に好まれるのは、やっぱり板チョコ!(一口サイズの板チョコ含む)
チョコレートのストレートな味とショコラティエのストレートな思いが一番に感じられるものではないでしょうか。![]()
