コニカミノルタも撤退
ニコンがフィルムカメラから撤退するニュースが流れたのは、ちょうど1週間前の話であった。「時代の流れ」とはいえ、何か割り切れないものがあった。そして昨日は、コニカミノルタがカメラ・フィルムから撤退するという発表があった。 コニカミノルタというよりその前身のミノルタといえば、私たちの世代にとっては世界初AF一眼レフとして有名な”α-7000” を連想される方も多いだろう。あのカメラがなければ、一眼レフの大衆化が進まなかっただろうし、現在のデジカメ一眼も存在しなかったであろう。αの時代は飛ぶ鳥落とす勢いだったのだが・・・ニコンでさえ撤退したのだから仕方がないのか?
それ以上に驚いたのは、フィルム部門の撤退である。フィルムはカメラと違い消耗品である。カメラがある限りフィルムの需要はある、フィルムがなくなるのはまだ先のことだろうと高をくくっていたら・・・
どちらにしろ、合併前の各社の主力製品である。「採算が合わない」とは言え、会社の屋台骨そして歴史を支えてきた商品の生産を打ち切ることは、会社にとってはまさに「断腸の思い」ではないだろうか?

