源氏に愛された女たち(渡辺淳一著) | virtuallythereのブログ

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私はてっきり「源氏が愛した女たち」だと思ったら「源氏に愛された・・」だったのね。
小さいようで大きな違いだわ。
著者は男女関係、恋愛、性愛を書かせたら天下一品、渡辺淳一先生。
昔の私だったら「けっ!何言ってやがる!」と反抗意識満々だったと思うようなこの本。
へー、男ってこんなふうに考えるのねぇ・・なんて余裕ありげに読めちゃった。
そりゃ、年の功ってことかな。

この本の中に出てきた、とある名言・・・
『愛において、女性は比較級ではなく、絶対級でなければ満足しない』
どひゃー。そのとおりでございます。渡辺先生。

なぜ、この名言が出てきたかというと・・・
源氏が最も愛し、信頼していたとされる「紫の上」は終生源氏の浮気に悩まされてきた。
それでも嫉妬しながらも口惜しいと思いながらも、ひたすら源氏の愛を信じて耐えた。
そんな紫の上に対して源氏は「誰よりも君を一番愛している」と言い続けた。
しかし、紫の上は終生愛に満たされる事はなかったであろう・・と。
それは「誰よりも君を一番愛している」といわれても、
「君一人だけを愛している」とは決して言われなかったから。

そうなんです。いたーいほど、分かります。
私の源氏の君もそんな感じですから。
源氏の女放蕩癖は亡くなった母親を捜し求める所から発生しているわけで・・
これもうちの源氏にも当てはまっちゃう。
物語で読むには面白いけど、自分が関わったらねぇ・・厄介な事だ。


さて、私は紫ちゃんになるんでしょうか?
え?末摘花?源典侍?いやー、このままだと六条御息所になっちまうかも。
(分かる方には分かりますね。)

※今度はちゃんと掲載してくれよ、Yahooさん。