モノの見方と、TOKYO一坪遺産 | バーチャルベンチャーのブログ 〜頭のストレッチ〜

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みなさんこんばんは!木曜日ブログ担当の奥村です。





まずは、このブログを書く直前に読み終えた本を紹介します。


TOKYO一坪遺産 (集英社文庫)/集英社

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坂口恭平。彼の事を知って著作を読んだのはおそらく一年ちょっと前でしょうか。それから、他の著作をさかのぼったり、名古屋でのトークショーを観に行ったり、東京での作品展を観に行ったりとそこそこ追いかけています。


まだ読んでいなかった著作が今回文庫化されたので、すぐ本屋で購入して一気に読み終えてしまいました。



今回の著作では、隅田川沿いに暮らす路上生活者の家が、三畳一間でありながらどれだけ創造的で広い空間であるか、という話や、子供のころ弟と二人で野球をするためにマンションの壁などを守備陣に見立てて行っていた話、東京駅付近で営業している靴磨き屋さんの話など、彼のフィールドワークや経験からくる、なかなか突飛な内容が並んでいます。


今回取り上げたのは、彼のモノの見方や価値観が非常に面白いなと感じるからです。



例えば、先に挙げた隅田川沿いの路上生活者について。
彼は三畳一間でありながら、一つの部分がいくつもの機能をもつその家のことを、何DKなどと統一した尺度で測れない、作り手の体の延長線上として捉えられた家であり、彼にしか作れない彼のための空間であると評しています。

今回の著書から少し外れますが、彼は自らの美術作品を1点につき50万円という値で販売するそうです。制作に2ヶ月程度かかり、その間に家族が少しゆとりをもって生活できる金額である、というのが理由だそうです。



社会的にどうだとか、規定されたルールではどう、ではなく、自分にとってどうなのか、という当たり前のようでほとんど出来ていない視点の置き方が面白いなと思うんです。


自分の中の価値観や軸をはっきりさせ、そして張り巡らせたアンテナでモノや町を見るとき、どんなモノが見えるのか、あるいは今まで見てきたモノがどう変化してくるのか。



そんな時にこそ、新しいヒントが見えてくるのかもしれません。



ちょっとアイディア不足だなーとか、行き詰ってるなーって時に是非。

今日はこんなところで!