架空で書くぅ -141ページ目

お盆

ある本を読んでいて、ずっと忘れていたことを思い出した。


なんでずっと忘れてたんだろう?聞いていたはずなのに、

知っていたはずなのに。


直接顔を知らない曽祖父母や幼くして亡くなった父の兄弟。

戦争から帰ってきてから心を病んでしまった大叔父、先天性の

病気で若くして亡くなった叔父。そして身近な家族のことは

仏壇の前に座ると思い出していたのに。


すっかりすっぽり、その人のことだけ抜けていた。


この世に生まれてはこなかったけど、妹と弟の間に存在した

もうひとりの兄弟…。


今年のお盆、実家に帰ったときにはきちんと亡き兄弟にも

お線香をあげてきます。  (-入-) お線香