明日土曜日のお昼にお空へ旅立つあの子のこと
今更ながら、
あの子はあの家族と出会うために
私の手元に来たんじゃないかと思う
それほどまでに幸せに鼬生をまっとうしてくれたあの子
２０１６年の夏、歯医者の駐車場で保護された子
私が保護活動をはじめてから
五番目の子だった
数を実績だとして誇る気持ちは更々ないが、
この７年で、我が家を経由した子はすでに三桁を超えてしまった
人伝てに引き取りを依頼した子を含めると
びっくりする数になる
そんな中でも、ひときわ保護っ子らしからぬフェレットだった
それまで保護した子が酷い状態だったせいかも知れないが明らかに屋外に居るはずのない子だった
警察署から預かったその日から、膝で寝てくれる人慣れした可愛い子
爪の長さや耳ダニが居ても、毛並みは悪くなくて若いフェレットだと思ったし、獣医師の見解も同じだった
フサフサの毛並みが、もうすぐ収穫が始まるはずの金色に輝く米俵を連想してたわら君と仮名をつけた
当時、まだ公開して里親募集をしていなかったから、保護っ子の譲渡はもっぱら縁故だよりだった
そのまま我が家に、、、、と
思わないことはなかったけれど
当時我が家には、まだ
もる子 さくら ちょ子 ぱぱ ぎんが居たし
もちろん他の保護っ子も居た
ましてや一番最初の保護っ子かるたちゃんや
二番目に保護したむぎくん（かなり酷い状態で保護された子）を可能な限りケアしたとはいえ
里親さまに託したばかりで
状態が良い若い子を選り好んで我が家に残すなんてことは、
保護活動者としてやってはいけないことだと思っていた
とにかく可愛くて可愛くて
その可愛さと穏やかさから
当時一緒に保護活動をしていた方から
是非我が家に、、、と熱烈なラブコールを
いただいたが
その方からは、前の月にキャパオーバーで
ご自身でお世話しきれないといって
２ニョロの保護っ子のお世話を依頼されたばかりだった
何故、、、？？？
私にとっては、疑問符しかなくて
保護っ子の枠、つまりはそのお家に受け入れられるキャパを残して欲しいとお断りをしたが
それでもラブコールは止まなくて
それでは、貴女が保護した事にするから、たわら君にかかった経費を全て負担してくださいと言ったら
激ギレされた🌀
結局それが原因で、その方とは絶縁してしまったけれど、、、、
最終的には、その方は全てのフェレットを手放して
今は保護活動はされていない
悩みに悩んだ末に、
『うちはまだ看取りを経験していないから、
もなかさんのいう里親の条件を満たしていない』
と、決してご自身から強くお申出をいただいたワケではないご家族のおとうちゃんに
私から、是非お願いしたいです！！！と
その秋のフェレットショーの帰り道で
頼んでしまった🙏
だって、、、ね。
全ての健診を終えて、ワクチン接種もして
どこに出してもよくなってから
我が家以外でのたわら君がどんな反応をするかしらってそこのお家に遊びに連れていった時に、、
すでにこんな感じだったんだもの
それからは、おかあちゃんっ子で
おかあちゃんの抱っこが大好きな子になり
逢いに行っても顔が緩んでしまうぐらいに
幸せそうだった
優しいフレンドリーなお兄ちゃんフェレットたちを見送り、
妹フェレットとも、
そして後から迎えられた弟フェレットたちとも
すぐに馴染んで、
シニアになってからも、
いつもいつも幸せそうに暮らしてた
闘病が始まって、
大好きなおかあちゃんは、パートを辞めて
ずっとずっとお世話をしてくれてたし
三時間毎のふやかしタイムは、仕事から帰ってきたおとうちゃんの膝の上で、とても満足そうだった✨
何度も何度も、体調を崩しなから
献身的なお世話で、もちなおしてきた
通院や、介護に
私が『ありがとうございます』っていうと
うちの子なので当たり前です！！
って逆に叱られた（笑）
最後に逢った日に、
おかあちゃんが 気になるから買い物にも
ゆっくり行けないと言ってたから
もうそんなにも具合が良くはないんだと知らされた
最期はおとうちゃんの膝の上👼
たくさん愛されて超幸せな鼬生だった
正解な年齢こそわからなかったけれど
保護された時の推定年齢は一歳ぐらい
それから７年以上、、、
きっと何かに導かれて
このお家の家族になる為に
出会ったのだろうと今は思える
寂しいと思う気持ちは、飼い主さん家族には敵わないけれど
やっぱり寂しい
保護活動者としての私の希望の星だった⭐️
今までやってきたことが間違いじゃないと、、
この子に逢うたびに励まされてきた
そして、この子に続け！！と
保護っ子をずっとの家族に繋いできた
ありがとう
ありがとうありがとう
そして、いってらっしゃい🌈
きっとお兄ちゃんたちが、迎えに来てくれるね
もちろんお空を見上げて送るよ
ずっと忘れない
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