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virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

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↑1枚の画像でT-38の特徴あるフォルムを余すところなく示すのは難しい。

 

第3世代ながらぞっこんです

 

 この間、アーリージェットや第2世代のジェット戦闘機を話題にしていましたが、どうしても取り上げたいのが第3世代に属するノースロップT-38タロン。

 形はセンチュリーシリーズ系の典型的な第2世代のジェット戦闘機を思わせますが、歴とした第3世代。よく見ると尾部からコクピットにかけての背のラインのもちあがりようは第4世代の機体に見られるかま首をもたげたようなコクピット・機首部分のフォルムの先取りにも見えます。また、コクピットから機首に向けてエビ反った感のラインなど見ていると、往年の特撮人形劇「キャプテン・スカーレット」の旧作に出てくるエンゼル・インターセプターのモデルはこれかなと思ってしまいます。加えて、ボデイのクビレのなんと色っぽいこと。グラマラスな美女でなく、小柄ながらも一世風靡した美人というところでしょうか。

 最近はYak-130と遊んだりしてますが、いまだに未練を断ち切り難い元カノ、もとい(カッコつけてました)、単なる片思いの憧れの人といった感じのT-38です。

 
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 軽量小型で、低価格、その上中高速の運動性能は現代の戦闘機と較べても遜色なし。もともとミサイル用に開発された推力重量比のよい小型エンジンを2基搭載し、音速突破も可能。エンジンは人手で簡単に着脱でき、整備・運用がまた容易。聞くところによれば、模擬格闘戦で最新鋭のF-22を「撃墜」したとも。初飛行が1959年だというのに、いまだに現役のようですから凄い。ぞっこん惚れちゃうわけです。

 

  FlightGear用の機体モデルはDavid Culpの作品ですが、かなり以前に作られていて、その後3Dモデルに手は加えられていないようです。風防ガラスに隙間があるように見えますし、よく見るとコクピットの座席の隙間からは地表が見えています。デフォルトのコクピット視点だと、正面にコクピットパネルやレーダーが表示され、視点をずらすと消えるのがユニークです。なおこの点は、私のFlightGear2018.1.1ではエラーを起こして表示されませんが、2018.2.0ではおこりません。


 FlightGearで飛んだ時の操縦性の方は、さすがT-38だからなのか、それとも第3世代だけあってか知りませんが、反応性はよいようです。

 

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  上の画像は、Northrop Grumman社のホームページからDLしたもの。手前がT-38,奥の黒いのはRF-5E偵察機。ご承知のとおり、高等練習機のT-38には、大量に海外へ輸出されたF-5戦闘機という姉妹機があります。
 

 勝手な個人の思い入れを臆面もなくしゃべりすぎました。お許しください。

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↑魚の口のような機首のエアインテークが印象的なF-100Dは初の実用超音速戦闘機

 

第2世代の実用超音速ジェット戦闘機の登場

 

 現状のFlightGearの機体モデルにあるアーリージェットは、サードパーティーを含めすべてこのブログでは出尽くしたと思われます。
 そこで、第1世代のジェット戦闘機にとってかわり登場した初期の超音速ジェット戦闘機である第2世代を話題にして、とりあえずアーリージェットの話は一旦しめくくることにします。

 1953年に初飛行したノースアメリカンF-100は世界初の実用超音速戦闘機で、その後のF-105などセンチュリーシリーズやミラージュⅢ、MiG-21といった第2世代のジェット戦闘機の先駆けとなりました。

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 自作あるいは改造したFlightGear用の機体で、兵器などのステーション選択や荷重変動を再現する上で、大いに勉強となった優れた機体モデルがDave Culp作のF-100Dでした。

 実際のF-100は、爆弾搭載量が多く、またもともと制空戦闘機であることからMiG機とも渡り合えると考えられて、ベトナム戦争では戦闘爆撃機の任務を与えられました。F-105の護衛にも駆り出されましたが、対空用の捜索レーダーを搭載していなかったために、得意のはずの空中戦で肝心のMiG機の撃墜も果たせず、また対地攻撃に多用されたことで精密な爆撃を行うための低空飛行を余儀なくされ、対空砲火を浴びて大きな損害を被るという、なんとも残念な機体となってしまいました。

 センチュリーシリーズの機体をみれば明らかですが、この時代のジェット戦闘機は後退翼(F-105)や三角翼(F-102)、直線翼に近い浅い後退翼の主翼(F-104)などとまだ様々な形の機体が存在し、楽しませてくれます。F-100も機首の空気取り入れ口がまるで魚の口のようで印象深いのですが、日本では、1959年に沖縄の小学校に墜落し、多数の犠牲者をだす事故を起こしていて好みとは言い難く、その点でも残念な機体です。

 なお、米空軍の主力戦闘機であったF-100は戦闘爆撃機ということで嫌われ、航空自衛隊に迎撃機として配備されたのはF-104だったという歴史もあります。

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↑de havilland DH.100 Vampire

 

イギリスのアーリージェット

 
 アーリージェットの定義はいろいろあるのかもしれませんが、広くとっても超音速機の登場するジェット戦闘機の第2世代(注参照)以降になることはありえませんから、現在FlightGearに存在する機体うち、まだとりあげていないアーリージェットはあと2つと思われます。


■de Havilland DH.100 Vampire

 知らなかったのですが、グロスターミーティアに遅れること約半年の1943年9月に初飛行したイギリスで2番めのジェット戦闘機が、DH.100 バンパイア。双ブーム(双胴)形式が特徴で、これでも戦闘機と思うのですが、そういえばレシプロ機ではドイツ機に苦戦したものの日本軍機には「双胴の悪魔」と恐れられたP-38がありましたね。運動性ではミーティアを上回っていたそうです。

 低価格で構造も単純であり、世界各国で使用されたこの機体は、黎明期としてはかなりの成功例だったようです。さすがドイツについで2番目にジェット戦闘機を実用化したイギリスだけのことはあります。

 FlightGearの機体は、FGUKから手に入れました。いたってシンプル、テクスチャーもグレー一色なのが少々さびしいところです。

■Hawker Seahawk FGA6

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 FlightGearで空母からのカタパルト射出を試す際には、マニュアルにシーホークを使うことが一番簡単と勧められていましたから、多くのみなさんがシーホークを使われたことでしょう。それだけに、FlightGearではシーホークはかなり馴染み深い機体のはずです。

 実機のホーカーシーホークは1947年に初飛行し、イギリス海軍の主力艦上戦闘機として活躍、各国にも輸出されました。
 



注)ジェット戦闘機の第1世代にかわる第2世代の誕生を象徴するのが、世界初の実用超音速戦闘機であるノースアメリカンF-100の登場です。
 これ以降は亜音速の軍用ジェットが戦闘機として造られたとしても、第一世代とは呼ばれず未だ第一世代のレベルにとどまるものとよばれてしかるべきと考えます。
 ましてやアーリーなどとは到底呼べないことでしょう。