


↑Google Fitの画面
BASIO3のスクリーンショットを使いました。これと同じ条件下のZenFone3Laserは、微妙に数値が違い、歩行距離に至っては100分も歩いて4kmに満たないのは異常すぎて採用できません
WHOの推奨運動量を指標にした唯一のスマホアプリ
先日、このブログで日本の医療や教育への懸念めいたことをつい書いてしまいましたが、研究者のみなさんは、研究に専念できているのでしょうか?
ノーベル医学生理学賞受賞の研究のきっかけとなった発見にかかわった先生を知らないわけではないので、なおさら一度聞いてみたいものだと思いながら、さすがに聞けずにいます。
ともあれ、オプジーボがきっかけとなり高い薬価の見直しがはじまったことは歓迎すべきことです。しかし、新薬創出等加算が温存されたことなど抜本改革には程遠いようで、貧乏人の我々にはまだまだ厳しい現実が続きそうです。
勤労者国民を疲弊させながら大企業を甘やかす政策が、企業自身、さらに我が国経済にどんな惨めな結果をもたらしたか自明なこと。まだ続くのは、強い圧力とそれに弱い小役人とが存在するからなのでしょうか?
しかも、昨今は公助そっちのけで自助ばかりが求め、医療費抑制のためだと予防を強調、健康産業創出などと庶民の自衛手段である健康づくりまであの手この手で金儲けの場にしようとしています。国民の負担は限度を越えつつあり、健康格差をますます拡大することになれば、かえって医療費を増大させることになって破綻が明白なように思えてなりません。
いかにも癪ですが、そうも言っておれません。自衛は必要です。健康づくりをやる以上は安く、そして最新の知見にもとづき安全で効果がある方法であることがのぞまれます。それでこそより多くの人が参加でき、医療費抑制にもつながります。しかし、何らかの利害にもとづく圧力でもあるのでしょうか。安全でも効果的でもなく、その上費用負担が少なくもないものが幅を利かせていることにも、注意が必要です。
「適度な運動」こそ重要
健康づくりに運動が欠かせないことは言うまでもありませんが、同時に運動のやりすぎは健康にとってのリスクになりかねないことも、スポーツ界や健康づくりにたずさわる者にとってはすでに常識。健康づくりにとって重要なのは、「適度な運動」とは何かと言って良いでしょう。いろいろな研究により、ほぼ似通った数値がでてきているように思います。
そうした中で、WHOが「健康のための身体活動に関する国際勧告」を出したのが2010年。以来8年が過ぎようとしていますが、いまだに巷には歩数しか測れない歩数計や歩数とカロリーしか測れない活動量計が跋扈し、「適度な運動」の指標となるMETsが測れるような活動量計の普及は伸び悩んでいます。
望むらくは、我が国でも今や誰もがもつほどに普及したスマートフォンに、優れた活動量計の無料アプリが登場すれば、正しい健康づくりの普及に大きな効果を及ぼせるのではと思っています。これまでのところ、有料だったり、あるモバイル通信事業者のスマホに限られるなど、限られたものしか見つけれていませんでした。
そんな折、スマホアプリのGoogle Fitが新しくなって登場したのを知りました。「健康に良い変化をもたらすには、歩数を数えるだけでは不十分ですが、最適なアクテビィティの種類と頻度を知るのは難しいもの」として、Google Fitは世界保健機構(WHO)と共に、健康に効果があることがわかっている推奨運動量に基づいて2つの指標を開発したんだそうです。「通常の運動(分)」と「ハートポイント(強めの運動)」です。
「通常の運動(分)」では、あらゆる運動を記録し、ウォーキングの場合、毎分30歩以上が記録されるようです。 「ハートポイント(強めの運動)」 は、1分間に100歩を超えるペースの早いウォーキングなど、中程度の運動を1分間行うごとに1ポイント、ランニングなどもっと強めの運動を1分間行うごとに2ポイント加算されます。
WHOの推奨運動量によれば、1週間に150分以上の中程度の運動、または75分以上の激しい運動、あるいは合わせて同程度となる運動を推奨しています。
ということは、Google Fitを利用すれば、1週間にハートポイント(強めの運動)を150ポイント以上を獲得すれば、WHOの推奨運動量を達成できることになります。簡単でわかりやすいというわけです。
Google Fitの有用性を拡散して
ここでGoogle FitがWHOと共に「通常の運動」と「強めの運動」との2つを指標としたことは、WHOの推奨運動量の勧告より1歩すすんだ印象を持ちます。ただし、せっかくの「通常の運動」に目安、上限がないのは残念なところです。さらにすすんだ研究結果(注参照)もでていることでしょうから、それを参考に実践しても良いのではと思います。「強めの運動」については、速足1分100歩は少々少ないように感じます。また、上限にふれていませんが、かわりにWHOの推奨運動量で中程度を週300分に、高強度を週150分に増やすことへの言及はありません。WHO自身、300分以上は健康増進効果のエビデンスは得られていないとしています。
とりあえずはWHOの推奨運動量が国際スタンダードであり、健康づくりにはせめてこれを指標としたGoogle Fitを使いたいものです。なにせ今日、誰でも無料で簡単に使えるスマホアプリとして唯一国際標準に到達しているものは、Google Fitをおいて他にないと思われますから。
間違った運動の仕方で身体を悪くする人をなくし、正しい健康づくりの仕方を身につけ、結果として医療費の削減にも貢献することができるのですから、なんとしてもGoogle Fitの有用性を拡散してもらいたいものと思います。
注)我が国では、歩数と病気の関係を長年にわたり調べ、歩数と中強度の運動(例えば速歩き)が少なければ少ないほど有病率が高くなることを明らかにした「中之条研究」があります。病気ごとに予防のラインとなる歩数と中強度の運動量があって、これをどちらかでも下回れば病気になることがわかってきました。病気の予防のためには、ただ漫然と歩いているだけではだめで、また逆に運動のし過ぎも効果も上がらなくなるばかりか健康へのリスクとなってよくないとされ、あらゆる病気の予防に平均で1日8000歩、速歩き20分の健康法が推奨されています(中強度は年齢、体力によって異なり、高齢者の場合は3.0〜4.9METs程度)。
余談ですが、日本人の速歩きの基準は120歩/分ですから、100歩/分以上を中程度の運動としてポイントカウントするGoogle Fitはこの健康法とは少々合いづらく、高齢者でもやはり使いにくいかも。ましてや中程度の運動も激しい運動も合算された総ポイント数のなかでは区別ができませんから、より高い中強度の測定が必要な現役世代がGoogle Fitをこの健康法に用いるには無理があるようです。
フライトシミュレーションのブログなのに、飛行機にまったく関係のない話になって恐縮です。取ってつけたようなドクターヘリの写真ですが、ご勘弁を。








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