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virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

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↑生駒・信貴山地か金剛山地へ向かうモーターグライダーのASK 21 mi

 YASimの機体でエラー 

 FlightGearでは、今でもサーマルソアリングが可能であることに加え、あらたにリッジリフトも楽しめることを知って、すっかりソアリングにはまってしまいました。
 
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 なかでも、ピンツガウアーウォークは、サーマル用のAIシナリオがあり、リッジリフトと併用して、ピンツガー渓谷の美しさを存分に楽しめて気に入っています。先々進行方向にサーマルを示す積雲が現れ、もう何時間も飛んでいるのに、現実世界のごとく、今だに最後に至りません。
 
 湖のあるツェルアムゼーを上空から眺めていると、映画サウンド・オブ・ミュージックの世界を思い浮かべてしまいます。いつものことながら旅先をインターネットで調べていて知ったのですが、本者のトラップ大佐ならぬゲオルク・フォン・トラップ少佐は、第1次大戦のオーストリア=ハンガリー帝国海軍の英雄でしたが、オーストロファシズムの考えに立つ人物でシュシュニク政権を支持、ナチスとの権力争いに破れ亡命を余儀なくされたものだったとは、驚きでした。
 
イメージ 2 画像は、日本のグライダー発祥の地、霧ヶ峰高原からグライダーでお飛び立ち見下ろした諏訪湖です。ツェラー湖に少し似た感じがします。

 

 自分でも、サーマルソースやトリガーについての聞きかじり知識で、いい加減ながら八尾空港を中心とするサーマル用のAIシナリオをこしらえてもみました。これもまた、なかなか楽しい作業です。画像は、奥から長居公園、瓜破緑地、手前に一部見えるのが八尾空港に、それぞれできたサーマルをしめす積雲。
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 あれこれ存分にソアリングを満喫したところで、モーターグライダーも試してみる気になりました。見つけてきたのは、HelijahのハンガーからASK 21 miとSky Sportster。

 
 ASK 21 miは、プロペラのついた支柱が折りたたみ式で機体内に格納できるモーターグライダー。起動時にエラー表示が出るもののなんとか起動。セルフローンチのはずなのですがプロペラでは離陸することはできず、ウインチの助けが要りました。冒頭の画像がASK 21 mi。
 
イメージ 4 Sky Sportsterは、機首にプロペラがあり、引っ込み脚という本格的なもの。その分重量が重くなり、ソアリングはなかなか厳しいです。

 

 さて、動力滑空機を探していてMe323という軍用輸送機を知りました。Me321という巨大な輸送用グライダーに6基のエンジンを積んだもの。FlightGearの機体に含まれていましたので、さっそくインストールして飛ばしてみることにしました。
 
 おっと、イメージ 5ASK 21 mi起動時同様、このMe323-D起動時にも「YASim flight dynamicsに問題:dragfator <0・・・」、「航空機は飛べないかも」との表示が出るじゃありませんか。結局、Me323-Dは離陸するには至りませんでした。
 
 うーん、YASimに立て続けに同じエラー。悪いものを見てしまった思いです。レーダーにはじまり誘導ミサイルが機能するかどうか、サーマルソアリングが今でも可能かどうか、についてようやくわかってきたところなのに、またあらたな問題の発生でしょうか
 
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↑花園中央公園と生駒山の上にサーマルを示す積雲。サーマル用のAIシナリオを作ってみました

 風向きと風速はWindyで 

 自分でもサーマルソアリング用のAIシナリオを作ってみることにしました。
 
 サーマルソースは、日当たりのよい山の斜面やグランド、乾いた田畑、都市、工場など暖かそうなところが。トリガーは、風の収束帯やコントラストのある地表(農地と住宅地の境界や畑と池の境界、平地と丘など)になるそうです。
 
 そこで、八尾飛行場の滑走路の上や、ラグビー場、野球場など大きなグランドのある公園、学校、さらに斜面で暖められた空気が集まる山の上などに、熱上昇気流(サーマルリフト)を配置することにしました。
 
 参考にしたAIシナリオはthermal_demo。xmlの記述にあったサーマルの規模や高さ、強さの値をそのままに適当にあてはめました。実際には、それでも結構順調に機体は上昇したので、少々驚いたものです。山の上に発生するサーマルは、時には逆転層を突破することもあるそうなので、高度限界は他より高くしても良かったかも。
 
 なお、今回それぞれのサーマル発生位置をWikipediaを用いて調べていたところ、Windyというまさに風の方向と風速を調べるのにもってこいな天候地図を表示してくれるサイトのあることを知りました。結構すごいです。下にスクリーンショットを載せておきます。
 
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 見えにくいですが、そこかしこでフェードイン、フェードアウトする矢印が、刻々と風の吹く方向を示しています。
 好みの場所をクリックすると、その場所での風向きと風速が表示されます。
 左下の再生ボタンのようなものをクリックすると、これからの予想が表示されることになります。
 面白いのは、パラグライダーの滑空場を示すボタンがあることです。
 
 
 
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↑今はなきthearmal_demo.xmlを使い、サンフランシスコ空港ターミナルビル上空に発生させたサーマルリフトに乗って、積雲の底まで上昇してきたGrob G103

 カギはAIシナリオのstrengthタグの値を大きくすること 

 FlightGearになにがあったかは知りませんが、かつてのようにバリオの音も高らかにサーマルソアリングを簡単に楽しむことができました。
 
 いよいよもって、AIシナリオによるサーマルソアリングをなんとかしなければと、まあ追い詰められた気分でしたので、これはテンションも上がるというものです。
 
 まず、やってみたのはサンフランシスコ空港を中心としたサーマルリフトを発生させるAIシナリオthermal_demo.xmlを試してみることでした。
 
 間違いなくバリオの音が鳴るので、サーマルリフトに乗ってはいるようですが、なかなか機体は上昇せず、またすぐに上昇気流からはずれてしまい、とても隣の積雲まで飛んでいけるような条件ではありません。
 
 件のpinzgauer.xmlを使ったピンツガウアーウォークも、積雲は発生しておりその下ではバリオが鳴りわずかに上昇を示すものの、力は弱く一時のこと。リッジリフトのようにはいきません。
 
 これではだめだと、いよいよ意を決してAIシナリオを覗いてみることにしました。
 
 AIシナリオはシンプルなものでした。何か設定に関するファイル名が書かれてはいないかと思ったのですが、そんなものはないかわりに、緯度や軽度とともにstrength(強度)だとかdiameter(直径)などとサーマルの力や大きさに関係がありそうに思わせるタグが見られます。
 
イメージ 1 予想通り、これらに大きな値を与えたところ、冒頭に述べたとおりかつてのように勢い良く機体は上昇し積雲まで達し、次のサーマルの存在を示す積雲まで十分到達が可能な高さに舞い上がることができました(注参照)。画像は、離脱した積雲を後方に残し、次の積雲をめざすGrob G103。
 
 pinzgauer.xmlを使ったピンツガウアーウォークも、積雲の下のサーマルリフトに乗ると勢い良く上昇できますが、それまでは、リッジリフトを併用したほうが山の斜面が邪魔にならずにサーマルに接近しやすそうです。
 
 thermal_demo.xmlが最近のバージョンのFlightGearには見られなくなってしまいましたが、気象エンジンの大幅な改良によって、こうしたAIシナリオがなくてもサーマルソアリングはできるということなのでしょうね。リアルシミュレーターらしいことではあります。
 
 しかし、AIシナリオがあっても数値をいじらないと、なかなかサーマルリフトに乗り切れない未熟者がいることにも配慮願いたいものです。目印となる積雲まで配置してくれるAIシナリオほど、初心者にありがたいものはありません。
 
 サーマルソアリングができなくなっているようにこれまで書いてきてしまっていますが、訂正をしなければならなくなりました。
 
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↑pinzgauer.xmlを使いツェルアムゼー上空をサーマルソアリングするGrob G103 奥にも積雲が見えます。リッジリフトとの併用がよさそう
 
 
 注)thermal_demo.xmlの内容については、随分以前にHideさんが日本のサイトに書いておられました。そこでおっしゃているように、これを真似て好きな場所にサーマルやシンクを配置して、サーマルソアリングが楽しめそうです。
 
 thermal_demo.xmlは、今でもこちら(https://github.com/FGDATA/fgdata/blob/master/AI/thermal_demo.xml)から手に入れることができます。
 
 下記は、<entry>のうちサンフランシスコ空港のターミナルビル上空にサーマルリフトを発生させる記述だけを残したthermal_demo.xmlです。赤字の部分を大きな数字に変えると、強い上昇気流になります。
 
<?xml version="1.0"?>

<PropertyList>

 <scenario>

  <description>
     The <height> tag defines the upper limit of the thermal.
     AI thermals have some limitations, i.e. they don't lean
     downwind, they are only cylindrical in shape, they don't
     interact with the terrain or weather. They work with JSBSim and
     YASim. Try using the sgs233 model or the Bocian for a good
     demonstration.

     Dave Culp, davidculp2 at comcast.net
     updated by Heiko Schulz, Heiko.H.Schulz@gmyx.net
  </description>
 
<!-- ########################################## -->
<!-- THERMALS -->
<!-- ########################################## -->

  <entry>
   <!-- Location:  tower at KSFO -->
   <type>thermal</type>
   <latitude>37.61633</latitude>
   <longitude>-122.38334</longitude>
   <strength-fps>13.49</strength-fps>
   <diameter-ft>4800.0</diameter-ft>
   <height-msl>6000</height-msl>
   <model>Models/Geometry/thermalcap.xml</model>
  </entry>
  <entry>
   :
   略
   :
  </entry>

 </scenario>

</PropertyList>