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virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

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↑301年ぶりに再建なった興福寺中金堂 単層裳階付き寄棟造り
その後ろは仮講堂(旧仮金堂=薬師寺旧金堂を移築)

 Yahoo!ブログもサービス終了へ 

 Yahoo!ブログもサービス終了となるそうです。ジオシティーズが終了したばかりで、まさかとは思ったのですが…。
 
 すでに、競争に敗れたYahoo!Inc消えさり、Yahoo!JAPANも苦戦しているのでしょうか。他人の心配をしている場合ではありません。切り捨てられる我が身の心配が先です。
 
 Yahoo!ブログでは、他社サービスへの以降ツールを用意してくれるそうですが、全部が移行できるわけでもなく、どこのブログサービスを使うか決めなきゃならないのもさることながら、どうにもやる気をそがれた感じがします。
 
301年ぶりに天平様式で再建された中金堂
 
 さて先頃、301年ぶりに天平様式で再建された興福寺の中金堂を見に行ってきました。これまでは中金堂の再建工事中を言い訳に、個人的にちまちますすめていた3Dモデルによる平城京再現プロジェクトを中断したまま放置してきたのですが、落慶法要まで営まれては、いつまでも言い逃れできせん。
 
 幸か不幸か近くまで出かける機会がありましたので、後学のため実物を拝ましてもらうことにしたものです。あくまでも後学のためということにしておいてください。
 
イメージ 2 ご承知のように、古代の寺院は基壇からして巨大なものが多く、再建なった中金堂もかなり大きなものですが、それを感じさせないほどに伽藍が広々と見通せるようになり、首を360°巡らすだけですべて見渡せるほどひらけた景色は、これまでの興福寺伽藍のイメージを変えるものでした。とはいっても、公園の中に隔てるものなしに堂塔が建っている状況に変わりはなく、回廊などが再建されればまた違った印象になることでしょう。
 
 創建当時の礎石の直上に当時そのままのように再建された単層裳階付き寄棟造りの中金堂は、幅約37m、奥行き約23m、高さ約21mで、東大寺大仏殿に次ぐ巨大木造建築物だそうです(大極殿はコンクリート造りだからということか)。
 
 拝観料が500円とそれほど高くなかったので、建物の中にも入ってみました。中には本尊の釈迦如来坐像を中心に、建物の大きさに負けないよう南円堂から移されたとか聞く四天王像をはじめ、仏像がこれを取り巻いて安置されていましたが、仏像の古さと真新しい朱の柱、白壁の背景とのコントラストがどうにもミスマッチに感じられ、残念です。
 
 中金堂の中には鮮やかな色彩で14人の法相尊師が描かれた法相柱が目をひきます。創建当時からあったのかは定かでありませんが、そうした柱がかつて存在しており、今回復元となったものだそうです。
 
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↑激しい雷雨を発生させる積乱雲。FlightGearの仮想世界の積乱雲も雄大で見とれてしまいます

 強烈な風吹く暗くて凍てつく氷の世界 

 野原に寝転がり見上げる空の白い雲を、いつまでも飽きずに見ていた子供の頃。いつしか、空を見上げるのも天気確認のルーチンワークにすぎなくなっていました。
 
 再び空に浮かぶ雲に気をとめるようになったのは、ようやくFlightGearに出会うようになった頃からのことだったように思います。
 
 雨や雪を降らせる雲なんて長らく嫌いだったと思っていたのに…。発達した積乱雲を見たりすると、もう形容しがたい胸のときめきにも似た感情を覚えます。
 
イメージ 2 水面のまばゆさを避けるように見上げた真っ青な空の入道雲。遠くをすすむ夕立。目標本数を泳ぎ切った身体にまとわり付く夕暮れの気怠さ。腹を空かし身体を引きずるように家路につく頃聞いた、街灯に群がる蛾や虫たちのたてる羽音。おっと、個人的な感傷など無用でした。
 
 積乱雲。これに飛び込もうなどというパイロットは余程の無知か命知らずでしょう。でも、久しぶりにFlightGearで嵐を再現することになって、大きく沸き立つ入道雲を見ていたら、どうしてもグライダーでこの中を飛んでみたくなりました。
 
 仮想世界のことだからよいものの、積乱雲のなかは暗く周囲はグレー一色で何も見えず、ひたすら乱気流にもまれ上も下もわからぬままグングン機体は上昇していきます。
 
 現実の積乱雲でも、強烈な上昇気流(10m/s)が発生していて、近くを飛んでいようものなら吸い上げられてもみくちゃにされながら、非常な勢いで一気に高いところまで押し上げられてしまうようです。しかも、高いところというのは氷点下何十度というような、氷の塊が飛び交い、光も届かぬまさに暗く凍てつく氷の世界。パラグライダーだかハンググライダーで1万メートル近くまで吸い上げられ意識も失った女性が、酸欠もしくは寒さで死が必至のところ、奇跡的に助かった話をTVで見たことがあります。グライダーでも、空中分解しパラシュートで生還したという事例もあるようです。
 
 地表イメージ 3や海面が温められることで発生した水蒸気を含む上昇気流がつくる積乱雲ですが、上昇気流ばかりではありません。雲の上層で雨粒や氷が周囲の水蒸気を吸収し大きく重く成長すると上昇気流では支えきれなくなり、落下し始めます。落ちてくる成長した雨や氷の粒と上昇してくる小さな粒がぶつかり、摩擦で発生する静電気が大元となる雷も怖いのですが、置いといて。落ちてくる途中で雨や氷の粒が大気の熱を吸収、さらに溶けたり蒸発することによって、冷やされた大気は密度が増して周囲より重くなって下降気流を発生します。ダウンバーストなどと呼ばれる急速な下降気流(30m/s)は、旅客機でも事故を起こしてしまうほどの強烈なもの。FlightGearの仮想世界にもこの恐ろしい下降気流が発生しているものなのかは、今のところ定かではありません。
 
 夏の話のつもりが、凍てつく極寒の話になってしまいました。お詫びに最後は虹の画像にします。
 
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↑FlightGearにも虹はあったんだ

 久しぶりに降らせた雨、雪 

 FLghtGearにも「虹」があるんですね。そういえばマンスリ―レターか何かで見かけたような…。でも、すっかりないものと思っていました。
 
 ここのところ、モスクワをめざすドイツ軍をマイ箱庭であるFlightgiearの仮想世界に再現しようとしてきたことは、このブログでもふれてきたところです。こうした戦争の実態をバーチャルで再現するにあたっては、美化することなく少しでもリアルに描写するよう心がけるべきことなのでしょう。そのためには、時には象徴的な表現も必要ではないかと思い立ち、雪原のドイツ軍の頭上に無情に降りしきる雪の様子を加えることにしました。
 
 なんて、かっこつけていますが、この頃雪がチラつく空模様に、降雪の再現を抜かしていることに気がついたというのが真実。そこらはさらりと流して、本題へ。
 
 現実の気象を反映させて雪が降ればよいのですが、やはり確実に降らせるためには、FlightGearの気象エンジンをいじる必要があります。その前に、あらかじめRendering OptionsにてPrecipitationにチェックを入れておく必要があります。
 
 そうして、雨を降らしたり、嵐の設定をしたりしていて、虹が現れているのを見つけたのです。

イメージ 2 もっぱらメインで使用しているノートパソコンのG-Tuneは、残念なことにドライバが悪いのか、久しくFlightGearで雨や雪をみたことがありません。そこで、もう一台のパソコンXPS15を使い、気象エンジンで雪を降らせるようにして得たのが次のスクリーンショットです。ドイツ軍の車列に雪が降り注いでいます。
 
 G-Tuneでは、いくらプロプライエタリなドライバを入れようが、雨や雪が降ることはありませんが、少なくとも嵐は再現できます。虹が弧を描く冒頭のスクリーンショットはそのときのものです。
 
 さて、こうなると天文と気象にかかわる自然現象で、FlightGearにないものは、蝕現象(小さすぎる星食をのぞけば日食や月食)くらいでしょうか。否、しょっちゅう見られるものでなくてもよければ彗星、よく見られるのは流れ星、うちそれほど見られないが見栄えのする大火球(隕石など)があります。ほかに小さくて除外するしかありませんが人工衛星もあるにはありました。そうそう、虹の関連でいえばブロッケン現象を思いだします。
 
 たまに流星が流れるのもいいかも。