↑Raspberry Piはあくまでもサブマシンとするなら、メインにはUSB端子が複数ありソフトもVLCなどが使えるWindowsマシンを用い、ときにこれをモニター代わりにするのもありか
アンドロイド・タブレットのモニター化は厳しい
前回のブログでは、キャプチャーボードを使いタブレットをRaspberry Pi4のモニター代わりにする話題にふれました。
何も、Raspberry Pi4ばかりではありません。IchigoJamのモニターにしたってよいわけです。さらに、タブレットもWindowsだけでなくAndroidもあります。否、つなぐならスマートホンだってかまわないでしょう。
言うまでもなく、前回のブログの内容はあくまでも一例。そこでわずかながらも、試してみたことを記しておきます。
キャプチャーボード
Raspberry Pi4はHDMIだからと、当然のようにHDMI用のキャプチャーボードを使用しましたが、IchigoJamでは以前紹介しましたようにRCA用のキャプチャーボードを使用していました。こちらも試しておきたいと思います。
また、Raspberry Pi4のディスプレイとして4.3インチモニターをつないだ際には、もちろんRaspberry Pi4からのHDMI出力を4.3インチモニターのRCA入力へ信号変換するコンバーターが必要です。前回はふれませんでしたが、使用したのはAmazonで購入したGANAのHDMI信号コンポジット変換コンバーターHDMI2AVです。1,489円で購入しましたが、4.3インチモニターもそうだったのですが、今はもっと安くなっています。
このコンバーターを介してRCA用のUSBビデオキャプッチャーデバイスを使えば、Raspberry Pi4にタブレットやスマホをつなげられるのでは。
ということで、Androidのスマホとタブレットで試してみます。あいにくiPhoneやiPadは持ち合わせておりませんので、あくまでAndroidでの例となります。
Androidスマホの例
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| ↑HDMI用キャプチャーボードとOTG対応USBハブを使用し、スマホをRaspberry Pi4のモニターにした例 |
スマートホンは以前から使っているASUSのZenFone 3 Laser、Androidのバージョンは7.1.1。試したアプリは、いずれも無料のもので、USBカメラ スタンダード (Ver.2.6.0)とUSB Camera-Connect EasyCap or USB WebCam(Ver.9.9.8)。キャプチャーボードは、HDMI用のHDMI Video apture、またはRCA用のUSBビデオキャプッチャーデバイスの2種類で試します。後者は、Raspberry Pi4を使用の際は、さらにコンバーターのHDMI2AVを加えた組み合わせにする必要があります。HSMI2AVのスイッチはPALにセットします。
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| ↑RCA用キャプチャーボードとHDMI信号コンポジット変換コンバーター、OTG対応USBハブを使用し、スマホをRaspberry Pi4のモニターにした例 |
なお、スマホとキャプチャーボードとの接続には、OTG対応機器を挟まないとならないようです。これには、ハイブリッドワークスのOTG対応USBハブHWMT1を使用しました。3Wayスイッチは3にしたときのみ、スマホをモニターがわりにできました。3はOTGハブ専用。1と2はOTGハブ+充電。充電しながら使えないとなると、電池切れを心配しなければならないのが欠点。
結果、IchigoJam、ならびにRaspberry Pi4とも、2つのアプリでともにスマホをモニターがわりにすることができました。とはいえ、Raspberry Pi4では画面も小さい上、なにより文字がぼやけて見づらいのが辛い。
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| ↑RCA用キャプチャーボードとHDMI信号コンポジット変換コンバーター、OTG対応USBハブを使用し、スマホをIchigoJam互換機のモニターにした例 |
アプリは、USB Camera-Connect EasyCap or USB WebCamの方が優れていますが、スマホを横長に置いた場合、広告が画面の上部にかぶさり、使いにくくてなりません。 一方、USBカメラ スタンダードの方は、たいして機能はありませんが、広告がない分ましです。
使うなら、USBカメラ スタンダードの方を選び全画面表示にするでしょう。さらに見づらさに関わる画面の小ささとぼやけについては、気持ちくらいでしかありませんがOSのUbuntu側で表示を拡大する(ズーム機能)ことで文字を大きくするのがせいぜいです。
Androidタブレットの例
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| ↑唯一使えた無料アプリは広告が邪魔です |
使用したタブレットはChuwi Hi10 Air、Androidのバージョンは7.0。使用機器、設定は前項に同じ。
結果は、HDMI用、RCA用のキャプチャーボードの違いに関わりなく、アプリにUSBカメラ スタンダードを使ったときは、IchigoJam、Raspberry Pi4とも「USB transfer error」が発生して不成功。かろうじて、USB Camera-Connect EasyCap or USB WebCamを使った場合に成功し、IchigoJam、Raspberry Pi4ともにタブレットに表示されました。
LinuxとAndroidの組み合わせで、Android端末をサブモニター化するアプリはなかなかないようで、結局はVNCを使った例しか見当たりません。
VNCといえば遠隔制御の定番。仕事場でのWeb会議の際ですが、パソコンに不慣れな参加者のためにZoomのリモート制御機能が使えないかと考えたものの、画面共有などZoom自身の操作ができるわけではなく、Zoomを遠隔操作してやり、サポートするのに役立っているのがVNCです。VNCビューワーでみる動画はほぼほぼ止まってますが…。
ちなみに、VNCの使用にはLAN環境が必要になります。その点で今回は見送りました。
あくまでも一時的で常用にはたえない
キャプチャーボードを用いてスマホやタブレットをモニターがわりに使おうと、ここまで書いておいていうのもなんですが、IchigoJamならいざしらずRaspberry Piの場合では、ぼやけにより文字が読みづらく画面の小ささからしても、とても常用する気にはなりません。安物のキャプチャーボードを使ったせいでなければよいのですが。
思うに、ディスプレイがなく余程窮したときの、スマホなどによる一時代用はありうるかもしれませんが、センサーを用いた計測の場面などに限られることでしょう。通常、あれこれケーブルをつながなければならないRaspberry Piを、ノートパソコンがわりに外出に常時持ち出すような人はまれでしょうが、今回のように充電しながら使えないとなると、外出でスマホやタブレットをモニターの代用にするのはかなり厳しいと思われます。
文字の見づらさもあり、どちらにしても一時的な使い方しかできないのであれば、いっそのことRaspberry Pi専用のモニターを用意し、Raspberry Piをメインマシンとしてフル活用するようにした方が良さげに思います。
















