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フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

↑ジャクリーン・コクランの乗機を模したT38 Talon

男にも負けない女流飛行家

1961年のT38 Talon

 

前回、機体番号がTF551でペイントが異なるT38 Talon機の2枚のスクリーンショットを載せたものの、くわしい説明はなしでテクスチャーの作画の話しかしていませんでした。専門家ではないにしても、せめて簡単な説明は必要でしょう。

 

本来同一の機体で時期も同じ頃ですから、ペイントの色は同じで文字が違うだけのはずなのに、FlightGear用のテクスチャーを作画する際ににベースとなる白色を少し違えたために、前回のブログで述べたようにグレーがかったものとより白っぽいものの2つができてしまいました。

 

このときのグレーがかった方が、1961年開催のパリ航空ショー時のTF−551、白っぽい方がそれより早い同年の Cochranという記録保持者の女流飛行家の乗機とされるTF−551。

 

言うまでもなく、優秀な双発ジェットの超音速練習機として評価が高く1,000機以上作られたこのT38 Talonは、運用開始が1961年3月17日ですから、まさに当時は新鋭機。さすがに引退が決まっているとはいえ、今だに現役で飛んでいるのですからよほど優れた航空機なんでしょう。

 

先ごろテレビでトム・クルーズの昔の「トップガン」が放映されていましたが、戦闘機タイプのF5が敵役のミグ機を演じていましたね。片や東側陣営のエースMiG21、対する西側陣営のフリーダムファイターF5。F5は、「抜群の運動性能と類似する機体サイズから、トップガンなどの空戦訓練教程での仮想Mig21あるいは汎用の仮想敵機として長く使用」(Wikipedia)されたんですね。

 

ジャクリーン・コクラン

 

 
↑ジョージア州航空殿堂のコクランの銘板  

さて、米国の女流飛行家といえばアメリア・イアハートが有名ですが、実績ではその友人であるジャクリーン・コクラン(Cochran)がすごい人ですね。1938年に男性陣をさしおいて米大陸横断レースに優勝して有名になり、戦争中は女性で初めて爆撃機を操縦して大西洋を横断したり、1953年には48歳で女性として初めて音速飛行を行い、さらに1961年には56歳にして同じくマッハ2を突破。この時は、ノースロップ社のコンサルタントとしてT38 Talonを操縦し、一連の記録を達成していたさ中のことだったようですね。

 

彼女の記録の中には男性パイロットにも破られていないものがあり、男女問わず初めて計器飛行したパイロットでもあるそうですから、まさにたまげた女傑です。

 

前半生では、出自を隠しフランス系を装い、美貌をいかして成り上がる野望を持ち、超大富豪(後にその後妻となる)をスポンサーに化粧品ビジネスをはじめたとか聞くと、まったくとんでもな女性ですが、後半生、なぜかパイロット免許をとってからは、すっかり自立した女性として女傑の活躍をし女性の社会進出にも貢献したわけですから驚きです。

 

そんなコクランが、女性の宇宙飛行士としての能力を試験するとりくみ「マーキュリー13」に当初出資していながら、反対する立場をとるようになって計画の中止に大きな影響を与えることにになったのは、まことに女丈夫らしからぬことです。

 

コクランの経歴や業績などのくわしいことは、Wikipediaで確認してみてください。

 

増槽にも光沢をつけてみる

 

冒頭のスクリーンショットですが、コクランの乗機がこのような増槽をつけていたわけではないでしょう。Helijah HangarよりDLしてきたNorthrop-T38-Talonパッケージでは機体下部にsupportはあるのに、増槽や爆弾はなぜかなく、戦闘機型のF5のFlightGear用パッケージからタンクを借用してきたからです。多分少しあたらしい。

 

このタンクも金属的な光沢を持たせることができました。FlightGearのShaderについてはいまだによく知りませんが、T38 Talonのパッケージにあるt38talonと言う名前のxmlファイルの<effect>タブ中の<inherits-from>Effects/Bump/bumpspec</inherits-from>以下に書き込まれたオブジェクト名の3Dモデルが光沢を持つようになっています。

 

(追記)てか、光沢は3Dモデリング時に設定していなければならないはず。なんでこんなにド派手な光沢になるの?

 

なお、T38 Talonの機体には、継ぎ目なのでしょうか、立体的な線上のくぼみ様のものが見られ、ますますリアル(?)さが増しています。T38 Talonのパッケージの中のEffectsフォルダ下のBumpフォルダの中にその線を表示するnormalmap.pngという画像ファイルがありました。同じフォルダにあるbumpspec.effファイルの役割がわからないと使いこなすことにならないのでしょう。

↑様々な塗装のT38 Talon 

CPU内蔵グラフィックスではFGFSは楽しめない

 

前回のブログでは、Helijah Hangarで気に入りのT38 TalonのFlightGear用パッケージをあらたに見つけたことを書きました。この時に久しぶりのテクスチャーいじりをして以来、T38 Talonの塗装の再現にはまってしまいました。

 

出来上がりをスクリーンショットするなら、やはりリアルに影がある方が好みなのですが、Ubuntu用のFlightGearの開発版にある影の異常はいまだに改善されず、Windows版を使わざるを得ない状況です。

 

一方、グラフィックボードを別途搭載したパソコンを使えば問題はないのですが、CPU内臓のグラフィックスIntel UHD 620ではWindows版FlightGearは起動してもフリーズしてしまいます。開発版の2020.4だけでなく従来そこそこ動いていた旧いバージョンでもフリーズするのには、ひっかかりを感じずにはいられません。

 

ところが、ブログにも書いておこうと思い、念のため今一度確かめてみたところ、ありゃ!動くじゃありませんか。この時、FPSは8(注1参照)。この間にあったことはWindows10を11にアップグレードしたくらい。ただし、他のWindows10パソコンでも固まると思っっていたのは勘違いだったのか、これまた動いています。ボケに磨きがかかってきていますが、何にせよ、アップグレードのせいではなさそうです。

話は自分でも何を言っているのかわからなくなるほど支離滅裂なになっていますが、近頃はFlightGearも重くなってきているのか、IRIS Xeでも厳しくて別途グラフィックスカードを積んだパソコンでないとFlightGearを楽しむのはやはり無理っぽいということは言えそうです(注2参照)。

 

 
  ↑機体番号TF-597のT38 Talon

話を戻しましょう。冒頭の画像は、様々な塗装のT38 Talonです。中央と向かって右端の機体は、T38 Talonのパッケージにもともと含まれていたものです。

 

 
  ↑米空軍と書かれた白色のT38 Talon

実存の機体の塗装を忠実に再現するのは難しく、一番ましなできがTF-597の機体番号のものあたりでしょうか。Wikipediaのトップに出てくるようなコクピット下に米空軍と書かれた白色の機体のものは、主翼の文字やマークの大きさ、位置がかなり違ったようです。まあ、ピトー管などは描き分けをはなから放棄していますし、こうした考証に耐え得ないフェイクな画像を垂れ流しにするのはいかがなののかと考えはするのですが、ゴメンナサイ。

テクスチャーは発色も難しいですね。FlightGear用の機体では、白色といっても少しグレーがかった色が塗られているようです。同じテクスチャーを使っていても、パソコンが違うと画面上はかなりグレーぽく見えたりあるいは白っぽく見えたりします。スクリーンショットにすると、その差をあまり感じないので一概に言えませんが、少しグレーがかって見えるので、もう少し白っぽくしてもよさそうに思います。

 

↑パリエアショー時とCochranの乗機時とされる機体番号TF-551のT38 Talon
Cochranの乗機の方はより白っぽく塗ってみました

 

今までの例は、いずれもRendering ModeのLow Specificationsの場合でした。今度は、もう一方のAtmospheric Light Sattering(ALS)モードを見てみましょう。

 

↑Shaderの効果が効いた機体番号TF-597のT38 Talon

 

光沢のあるボデイですね。リアル世界でも車のボデイが周囲の景色を写し込んでいるのは確かです。見慣れていて日頃は気にしていませんが、このように注視するといやにどぎつく感じてしまいます。あわせて少々画面が全体的に暗い印象があります。

 

リアルぽいALSモードに対して、先のLow Specificationsの場合は、機体がプラモデルぽく、ジオラマを見ている感すらします。どちらが好みでしょう。将来、景色がよりリアルになれば、ALSモード方がなじむのかもしれません。

 

なお、Low Specificationsモードを指定する際、「Use Shaders」にチェックを入れておけば、ALS同様影ができます。

 

 

 

注1)FlightGearのバージョンもaircraft、OSも異なりますが、フレームレートが以前は17ありました。決してよいとは言えないものの、個人的には17であまり気になりませんでした。それから比べてもFPSが8は半減していることになります。

注2)CPUに第11世代のCore i7-1165G7を搭載、グラフィックはIRIS Xeの最新Windows11ノートパソコンを借りて試したところ、フレームレートは測れてませんがFlightGear2020.4は動きはしたもののかなり厳しかったのも事実。

↑デフォルトは翼端に増槽、胴体下部にパイロンがあり、塗装はNASAですが、ここでは練習機

 

Helijah HangarにT−38 Talon

 

今回は久しぶりのFlightGearの話題です。

Helijahさんのサイトで最近加わったあらたな機体のなかに、私の気に入りの機体の一つがあるのに気づきました。Northrop T38 Talon(YASim)です。

 

実機は、1959年3月に初飛行以来60年以上、さすがに退役が決まっていますが今だに現役という名機です。T-38は戦闘機タイプのF-5を含めてFlightGearの中ではこれで3つ目です。なかなか珍しいことです。

 

前にこのブログでも書いたくらいお気に入りの機体ですので、さっそくダウンロードして仮想世界の中で飛ばせてみました。

 

 

今のFlightGearでは、ライトの光があたったところは、そのライトの光の色で染まるようになっています。画像のT-38も翼のナビゲーションライトが翼の上を赤や緑に染めています。目がすっかり悪くなり、3Dモデリングから遠ざかっているうちにFlightGearは進化してしまい、一体どんな仕組みか解かる日がくるかはなはだあやしいものです。

 

David CulpさんのNorthrop T-38 Talon(SB Sim)用につくったテクスチャーがあったので、せめてペイントくらいは変えてみようとつくったのが、下の画像のテクスチャーです。Daveの機体の画像も並べておきます。

 

↑Helijahの機体につくったテクスチャーを貼り付けたもの

↑David Culpの機体につくったテクスチャーを貼り付けたもの

 

あろうことか同じ色を使う複数のメッシュが個別にテクスチャー貼り付けがされておらず、重ね合わせで一括して貼り付けられており、そのうちのひとつをほかの色にする必要があって困りました。エンジンカバーの色を黒から銀に変えたいのですが、変えると他の箇所の色まで不必要に変わってしまうのです。

 

個人で楽しむのですから、acファイルを変えてもいいのですが、本来は好ましくないことなので、テクスチャーの画像ファイルで折り合いをつけることにし、グレーから黒へのグラデーションにしてしのぎました。そのため、エアインテークの縁がうっすら白っぽくなっています。許容範囲ということに。