↑様々な塗装のT38 Talon
CPU内蔵グラフィックスではFGFSは楽しめない
前回のブログでは、Helijah Hangarで気に入りのT38 TalonのFlightGear用パッケージをあらたに見つけたことを書きました。この時に久しぶりのテクスチャーいじりをして以来、T38 Talonの塗装の再現にはまってしまいました。
出来上がりをスクリーンショットするなら、やはりリアルに影がある方が好みなのですが、Ubuntu用のFlightGearの開発版にある影の異常はいまだに改善されず、Windows版を使わざるを得ない状況です。
一方、グラフィックボードを別途搭載したパソコンを使えば問題はないのですが、CPU内臓のグラフィックスIntel UHD 620ではWindows版FlightGearは起動してもフリーズしてしまいます。開発版の2020.4だけでなく従来そこそこ動いていた旧いバージョンでもフリーズするのには、ひっかかりを感じずにはいられません。
ところが、ブログにも書いておこうと思い、念のため今一度確かめてみたところ、ありゃ!動くじゃありませんか。この時、FPSは8(注1参照)。この間にあったことはWindows10を11にアップグレードしたくらい。ただし、他のWindows10パソコンでも固まると思っっていたのは勘違いだったのか、これまた動いています。ボケに磨きがかかってきていますが、何にせよ、アップグレードのせいではなさそうです。
話は自分でも何を言っているのかわからなくなるほど支離滅裂なになっていますが、近頃はFlightGearも重くなってきているのか、IRIS Xeでも厳しくて別途グラフィックスカードを積んだパソコンでないとFlightGearを楽しむのはやはり無理っぽいということは言えそうです(注2参照)。
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| ↑機体番号TF-597のT38 Talon |
話を戻しましょう。冒頭の画像は、様々な塗装のT38 Talonです。中央と向かって右端の機体は、T38 Talonのパッケージにもともと含まれていたものです。
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| ↑米空軍と書かれた白色のT38 Talon |
実存の機体の塗装を忠実に再現するのは難しく、一番ましなできがTF-597の機体番号のものあたりでしょうか。Wikipediaのトップに出てくるようなコクピット下に米空軍と書かれた白色の機体のものは、主翼の文字やマークの大きさ、位置がかなり違ったようです。まあ、ピトー管などは描き分けをはなから放棄していますし、こうした考証に耐え得ないフェイクな画像を垂れ流しにするのはいかがなののかと考えはするのですが、ゴメンナサイ。
テクスチャーは発色も難しいですね。FlightGear用の機体では、白色といっても少しグレーがかった色が塗られているようです。同じテクスチャーを使っていても、パソコンが違うと画面上はかなりグレーぽく見えたりあるいは白っぽく見えたりします。スクリーンショットにすると、その差をあまり感じないので一概に言えませんが、少しグレーがかって見えるので、もう少し白っぽくしてもよさそうに思います。
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| ↑パリエアショー時とCochranの乗機時とされる機体番号TF-551のT38 Talon Cochranの乗機の方はより白っぽく塗ってみました |
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今までの例は、いずれもRendering ModeのLow Specificationsの場合でした。今度は、もう一方のAtmospheric Light Sattering(ALS)モードを見てみましょう。
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| ↑Shaderの効果が効いた機体番号TF-597のT38 Talon |
光沢のあるボデイですね。リアル世界でも車のボデイが周囲の景色を写し込んでいるのは確かです。見慣れていて日頃は気にしていませんが、このように注視するといやにどぎつく感じてしまいます。あわせて少々画面が全体的に暗い印象があります。
リアルぽいALSモードに対して、先のLow Specificationsの場合は、機体がプラモデルぽく、ジオラマを見ている感すらします。どちらが好みでしょう。将来、景色がよりリアルになれば、ALSモード方がなじむのかもしれません。
なお、Low Specificationsモードを指定する際、「Use Shaders」にチェックを入れておけば、ALS同様影ができます。
注1)FlightGearのバージョンもaircraft、OSも異なりますが、フレームレートが以前は17ありました。決してよいとは言えないものの、個人的には17であまり気になりませんでした。それから比べてもFPSが8は半減していることになります。
注2)CPUに第11世代のCore i7-1165G7を搭載、グラフィックはIRIS Xeの最新Windows11ノートパソコンを借りて試したところ、フレームレートは測れてませんがFlightGear2020.4は動きはしたもののかなり厳しかったのも事実。





