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virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

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↑夕暮れの薬師寺金堂

 

薬師寺伽藍の再現へ

 

 FlightGearの世界の平城京に、あらたに薬師寺金堂ができました。高さ20.4m、正面26.6mですから、大極殿などよりは小さいですが、回廊の内側からみる金堂は大きく堂々とした感があります。裳階(もこし)といわれる薬師寺の建物に特徴的な本来の屋根の下にもう一重小さな屋根があるところから、独特な雰囲気がかもしだされているようです。

 作製作業は単純なはずなのですが、近頃は頂点が分離したかのようになぜか二重になり、面をもうけるのに四苦八苦しました。屋根と壁を別々にパーツ化して使い回しを試みてみたりもしましたが、それほど手間が省けるわけでなく、問題解決にはなりません。

 ようやくできあがった金堂のサイズは864KB。ダウンサイジングのため、組物を3Dでなく画像で済ます簡易版をつくらないとなりませんが、シルバーウィークをついやして、残念ながらここまでどまりです。

 はやく東塔・西塔、二つの三重の塔もつくり、大池からの眺望を再現したいものです。昔から好きなお寺でしたから。水煙のディテールはどうしよう…
 

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↑平城京再現プロジェクトの現況
手前が薬師寺金堂。左奥は大極殿院、右に朱雀門が見える(望遠効果で遠方が大きく見えています)


 

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↑少しは王宮らしくなった(?)平城宮大極殿院

 

FlightGearの仮想世界に平城宮大極殿院が出現

 

 平常京の大極殿と朱雀門をFlightGearの仮想世界に復元したのですが、いかんせん地球規模の広大な世界のなかで、空から訪れるとなると、それ自身を目的に、すなわちある程度位置も知った上でなければ、なかなか見つけること自体が困難です。

 そこで少しでも見つけやすくすることを考えるなら、面積でカバーし、建物を含め敷地全体を3Dモデルで復元するのがよさそうです。

 大極殿と朱雀門を復元しているのですから、宮城全体(大内裏)を範囲にすると、見つけやすさからいっても好ましいのですが、3Dモデリングするには調査や作業が大変です。とりあえず大極殿院(注参照)を対象にしました。

 大極殿院の復元は、現実世界の方でも第一次大極殿院建造物復原整備計画として国の事業がすすめられており、今年の2月に発表された設計案にもとづき実施されるようです。

 これに先立ち、仮想世界の平城宮跡に大極殿院が出現しました。
 東西の楼は、国の計画では入母屋から切妻、寄棟へと屋根の想定が変遷していますが、3Dモデリングにあたっては直近の案である寄棟造を採用しています。個人的には切妻が似合っているように思うのですが…。
 なお、大極殿は正確には正殿のこと、他に後殿が北側に存在したのですが、現在道路が通っており発掘調査ができておらず、国の計画からもはずされています。3Dモデルでも、形の不明な北側にあるはずの門を含め、再現は見送っています。

 大極殿をとりまく回廊は、南門の高さが18mということなので復原図にあわせて高さ6.9mを採用しました。メモリ-を節約するため、東西の楼は1つの3Dモデルで兼用にしました。その他細かいところで手抜きもし、3Dモデル自体は、大極殿、南門、東・西楼、回廊であわせて1.38MB。それにしてもでかい。朱雀門を含めると1.64MBになってしまいます。
 
 画像が、完成した大極殿院です。屋根の色は抑えて暗灰色に近くしましたので、緑やら青やらわからなくなってます。画像では、大極殿院は四角い土台の上に乗っていますが、実際にそんなものがあるわけではありません。地表の凹凸の影響を受けないようにかさ上げしたものです。実際の平城京でも、山を削り谷を埋めたそうですが。

注)大極殿とその周囲をあわせて内裏というイメージがあるのですが、そう簡単なことではないようです。一般的なイメージとして、内裏は中央官庁である朝堂院の北側にあって、周囲を築地に囲まれ、天皇の住居と天皇が政務をおこなう大極殿があったと思われていますが、実際のところ、初期の平城京では、第1次大極殿の東側に別に内裏があり、天皇の日常政務もその中の大安殿でおこなわれていたといいます。中国的な公的儀礼空間と日本的な朝政空間との統合の試行錯誤がまだならず、後に恭仁宮から都を戻した時にこの上に第2次大極殿がもうけられるにいたり、ようやく一元化がなしえたのだ(渡辺晃宏 奈良文化財研究所)とか。内裏といえばわかりやすそうなのですが、あくまでも今回作製した3Dは大極殿院というしかありません。

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↑ダウンサイジングした大極殿3Dモデル
 

相変わらずですが

 
 歳のせいか集中力に欠き、不幸ごともあったりで、時間ばかりがくいましたが、ようやくメモリ使用量をおさえた大極殿の3Dモデルができました。506KBですからFlightGear用としてはまだまだ大きいように思いますが、もともとが1.6MBでしたからまあまあでしょうか。手前の3Dの柱との対比で屋内の画像の柱が2次元的なのが目立ちます。

 それでも、画像で済ました軒下の組物(復元大極殿では三手先組という出組)のうち角だけは3Dにしてみました。
 手すりも2次元にしましたが、どうも画像にすると太くなってしまいます。3Dオブジェクトだと影ができますから、画像に陰影をつければまた違う印象になるのかもしれませんが、それにしても太すぎ。

 建物の3Dモデリングというと簡単そうに思えるのですが、意外とてこずります。絵心もなく手先も不器用な上に、GIMPやBlenderもFlightGearを楽しむようになってから使い始めたのでまだ知らないことも多いためでしょう。現状ではこの程度が精一杯のようです。

 下手くそでも、遠目には目立たなければそれでよしというようなことが、FlightGearの場合だと言えそうなので、さもなければこんな下手な3Dモデルなど恥ずかしくてつくってられないところです。

 練習がてらと言えば不遜ですが、次は薬師寺をうまく作れればうれしいなと思います。

 下の画像は、朱雀門の肩越しに見る大極殿。望遠効果を使って撮っていますので、大極殿が比較的大きく写っていますが、実際はかなり小さなものです。FlightGearの世界の奈良には、大きめの木々以外にこれといったものがありませんが、それでもこの辺にあると思って探しでもしないと、空からは大極殿や朱雀門に気づくのはなかなか困難に思われます。回廊を巡らしたり、白砂を敷き詰めるなどすれば少しは目立つようになるかも。
 
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