内蔵用SSDを外付けに | virt_flyのブログ

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↑購入した1TB内蔵用SSDとエンクロージャー(外付け用ケース)ー写真はセット済

 

バックアップのコピー用に

 

 HDDの復元が必要に 

 

USBハブとパソコンのコネクターは、なんて接続が不安定なんでしょう。USBデバイスが認識されないことがしょっちゅうです。昔はこんなことはまずなかったのに(注1)

 

ついに今回は、USBハブに挿したUSBメモリーからパソコンに外付けされたバックアップ用HDDにファイルをコピーしようとしていて、途中でUSBメモリーが認識されなくなって転送がストップ。結果、あろうことかHDDに保存してあったファイルが消えて一切読みだせなくなるという、悲惨な目にあいました。

 

消えてしまったHDDの中身は、自身にとっては大事な長年の保存ファイル。幸いなことに複数のUSBメモリーにジャンル別にしてほぼほぼ保存してありましたので、HDDは再フォーマットしてファイルをすべてコピーしなおせばおおよそ元に戻せます。

 

 バックアップは1つでは心許ない 

 

今回の一件でバックアップ用HDDが一つでは心許ないことを思い知り、念のためにもう1台ストレージデバイスを増やすことにしました。

 

個人的には何年分もの様々なファイルといえども、保存に必要な容量は1TBもあれば事足りると考え、中古のHDDをAmazonで探してみたのですが、2年前と違い他の容量ならあっても1TBは見つけられません。

 

Raspberry Pi 5がSSDブートに対応するくらいですから、ご時世だと思い1TBのSSDの購入を検討することにしました。

 

安くなったとはいえHDDと比べればまだ高額のSSDですが、読み書きが速く、何よりも軽くて衝撃に強いとなれば、日常使いに良さそうに思えます。ただし、上書きができないSSDの特性から、日常使いにはHDDを用いた方が良いとする考えもあるようです(注2)。寿命に悪影響が及ばない方が良いのですが、どちらがましかいまいちわからず、流行りに乗っかることにしました。

 

 購入したSSDとエンクロージャー 

 

ちょうどAmazonの年度末セールでSSDが値引きされていましたので、1TBの内蔵用SDDと外付けに必要なエンクロージャー(外付け用ケース)を、合わせて1万円余りで購入しました。

 

購入したものは次のとおりです。

 

・SSD

KIOXIA EXCERIA G2 SSD 内蔵 SSD 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 3.0×4 国産BiCS FLASH TLC 搭載 読み込み:2,100MB/s、書き込み:1,700MB/s

 

・エンクロージャー(外付け用ケース)

ORICO M.2 SSD ENCLOSURE TCM2₋SV TYPE-C M-Key/B&M Key (Nvmeのみ) USB3.1 Gen2 10Gbps UASP Trim対応 2230/2242/2260/2280 SSD対応 透明

 

 SSDのセッティング 

 

エンクロージャー(外付け用ケース)へのSSDのセットは、説明書の絵をよく見てSSDのボードを挿し込み、反対の端を正しくねじ止めして固定すれば、あとはカバーでふたするだけで終わりです。

 

至極簡単なのですが、私の場合は説明書の図が小さく文章も中国語と英語だったもので、ねじと対になるナットがわりの金属製の円筒形の部品の使い方をよく理解しないままねじ止して、カバーがしまらないばかりか、ボードを無理に湾曲させて危うく壊しかねないところでした。

 

正しくは、円筒形の金属部品には一周する溝があって、SSDのボードの半月形の切り込み部分を溝に挿し込むようにしてねじ止め、固定します。

 

 初期化が必要 

 

SSDはエンクロージャーにセットできましたので、後はすっかりパソコンにUSBケーブルで接続すれば使えるものと思っていたのですが、HDDと違ってSSD内を覗くことができません。

 

あわててググって見ると、どうやら初期化とやらを実行し、フォーマットをしてやらねばならないようです。

 

今回は、Windows10上で行いました。

 

SSDを使えるように初期化するには、Windowsで「ディスクの管理」を開かなければなりませんが、[スタート]の右クリックから開いたメニュー中の[ディスクの管理]を直接指定して開いた場面では、何をしても「初期化」を実行することができませんでした。

 

「初期化」を実行するには、[スタート]から開いたメニュー中の[コンピューターの管理]を選び、次に開いた「コンピューターの管理」画面の左そでにある[ディスクの管理]をクリックすることで開いた「ディスクの管理」の画面ではじめて「初期化」が可能になります。

 

画面下半分にパソコンのSSDが「ディスク0」と表示され、その右側にドライブが帯状に示されています。外付けSSDはその下に「ディスク1」と表示され、白抜きで矢印の書かれた赤丸が頭につき、下に「初期化されて…」の文字が記されており、ドライブを示す帯には「未割り当て」と書かれています。これをクリックすると、「初期化」用の画面が開きます。

 

「ディスクの初期化」画面では、「選択したディスクに次のパーティションスタイルを使用する」では「MBR(マスターブートレコード)」のラジオボタンがチェックされた状態のままで[OK]です。

 

「ディスクの管理」の画面に戻ったら、「未割り当て」の部分をクリックし、[新しいシンプルボリュ―ム]を指定、開いた画面で「新しいシンプルボリューム ウィザード」を開始します。

 

「ボリュームサイズの指定」では最大サイズのまま、次の「ドライブ文字またはパスの割り当て」ではここも「次のドライブ文字を割り当てる」のデフォルトのままで、「パーティションのフォーマット」では「このボリュームを次の設定でフォーマットする」のラジオボタンをクリックし、「ファイルシステム」を指定します。今回は「exFAT」を指定しました。

 

↑Windows10 の「ディスクの管理」画面 外付けSSDがここではEXCERIA_G2と表示されています。

 

以上で、初期化、フォーマットは完了です。今回、最後の「ボリューム」のところで「EXCERIA_G2」と入力しましたので、スクリーンショットでは「ディスクの管理」画面の「ディスク1」には「EXCERIA_G2」が表示されています。

 

外付けSSDが準備できましたので、さっそくこれを使ってバックアップのコピーを作成しました。

 

注1)考えてみると、パソコンのUSBポートに直挿しのマウスのドングルやUSBメモリと違って、少しかさばり中途半端な長さのケーブルでパソコンにぶら下がるUSBハブは、手が触れやすく力のモーメントが働きコネクター部分が揺さぶられるのでしょう。そこに、近頃のUSBハブやパソコンのコネクターの出来があまりにもお粗末とくれば、接触不良が起きようというもの。

 

注2)SDDもフラッシュメモリーの一種であり、磁気ディスクと異なりデータの上書きができないため、空き容量に新しいデータを書き込み、前のデータを消すという動作を行うそうです。このことがSSDの寿命に大きく影響し、また、また使い込むと遅くなる原因にも関わるといいます。すなわち、空き領域が減ると使用不可領域を消去して空き領域を作る作業が増えてSSDが遅くなります。また空き領域が減って同じ領域が頻繁に作業に使われるようになれば局部的に一層劣化がすすむ箇所もでてきます。使用時間が長くなるほど劣化するというのはトンネル酸化膜のことでしょうか。近年広まってきているTLCタイプのSSDでは、1セル当たりの書き込み回数は1千回とされます。そこで、SSDの読み書き軽減のために、HDDと併用し適した使い分けを行うのがこのましいとか。

HDDは機械部分が多く故障しやすくSSDより寿命が短いという見解とは、何か真逆に聞こえるのですが。