ビジネスソフトでゲーム
OSがMS-DOSだった昔、よく使うプログラムを立ち上げるのにランチャーというかメニューをこしらえることが必須だったように記憶します。その頃、桐というデータベースソフトを使ってメニューを作成し、これを常時表示させるのに味気ないからと、さらにアナログ時計までつくって飾ったものでした。Windowsのある今の時代では考えられないことですが、その当時でもデータベースソフトでプログラミングして針のある時計をつくるなんて、呆れられたものでした。
でも、似たような人がいるもので、表計算ソフトのExcelを使ってデジタルクロックやテトリス様のゲーム、さらに3D Flight Simulatorまで作ってみせる猛者もいるのですね。表計算ソフトといえば、確かによくシミュレーションするのに使ったものですが、普通は発想する?
ご存知の方には旧聞に属することで恐縮ですが、今回偶然に知ったA Basic 3D Flight Simulator in Excel 2003をExcell Unusualよりダウンロードして試してみました。
Excelのマクロを使ってつくられたこの3D Flight SimulatorはExccel 2016でも動きました。互換ソフトのLibreOffice CalcやWPS Spreadsheetsではどうやら動かないようです。
ゲーム本体のFlight_Simulator_1.xlsの他、Flight_Simulator_Tutorial.xlsもダウンロードできます。数式などまったくチンプンカンプンで理解できませんが、それだけになかなか本格的なもののようです。
往年のBASICプログラムを彷彿させ、リアルフライトシミュレーターにはない趣を感じてみたい方は、一度試してみてはいかがでしょう。ソフトのインストールを禁じられた職場のパソコンでも動かせ、ビジネスソフトで動くのですから誰もゲームとは疑わないし、休憩時の気晴らしに良いかも(悪い奴)。


