
ランチャーのバックに画像表示する方法
まずはFlightGear2018.3.0の話の前に、FlightGear2018.2.0のマイナーアップデートの話です。Synapticパッケージマネージャを見て知り、これを適用したのですが、なんとランチャーから「Fly!」を実行しても起動しません。
インストールし直したりしていて、LaunchpadのSaikrishna ArcotのPPAのページをよく見てみると、FlightGearがバージョンアップして2018.3.0になっているではありませんか。これはもうインストールするしかありません。
例によってこのPPAからFlightGear2018.3.0をインストールしてみたのですが、悲しいかなやはり起動しないではありませんか。インストール中に、なにやら古いバージョンのファイルの残りが邪魔してエラーをおこし、インストールが不完全だったようです。
結局、面倒なのでOSをクリーンインストールすることにし、Ubuntu1804をインストールしなおして、あらためてFlightGear2018.3.0をインストールすることにしました。
結果オーライで、無事FlightGear2018.3.0は起動しました。やれやれです。
さて、FlightGear2018.2.0以降、デフォルトのランチャー(Qt-launcher)のSummary画面の背景は画像になりました。選択した機体によっては、いくつもの当該機体のスクリーンショットがスライドショウ表示されます。
できたら自作の機体も、同様にいくつかのスクリーンショットが表示できれば様になるのにと思い、調べてみました。参考はF-15C。
自作のMC-20で実現できました。いくつかの例と、以下に方法を記述します。


●方法
①機体ファイルのフォルダ直下にPreviewsフォルダを設けます(/Aircraft/MC-20/Previews)。
②そして、表示したいスクリーンショットを使いたい数だけこのフォルダに置きます。
③previewするために、機体の設定ファイル(MC-20-II-set.xml)に以下のように記述を加えます。
なお、せっかくですからCessnaやF-15Cのように機体の説明文も表示させましょう。こちらは<long-description>部分に書き込みます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<PropertyList>
<sim>
<description>Mitubishi MC-20-II</description>
<long-description> ←機体の説明部分の記述
Mitsubishi MC-20 (三菱MC-20) is a Japanese passenger plane developed and manufactured by Mitsubishi Heavy Industries.
Dai Nippon Empire Army 's military transport aircraft, one hundred type transport aircraft (57), is a civilian diversion type. It is a representative model of domestic passenger aircraft in Japan in front.
</long-description>
: (略)
<previews> ←以下画像表示のための記述
<preview>
<type>exterior</type>
<splash type="bool">true</splash>
<path>Previews/fgfs-MC-20-01.jpg</path>
</preview>
<preview>
<type>exterior</type>
<splash type="bool">true</splash>
<path>Previews/fgfs-MC-20-02.jpg</path>
</preview>
<preview>
<type>exterior</type>
<splash type="bool">true</splash>
<path>Previews/fgfs-MC-20-03.jpg</path>
</preview>
: (略)
</previews>
: (略)
</sim>
: (略)
</PropertyList>
なんとなく、見栄え良くなったような…。自作でなくても改造したりすれば、みなさんも独自のスクリーンショットを加えてみてはいかがでしょう。
機体の説明文も、Summary画面だけでなく、Aircraftのリストや個別詳細でも表示されています。

なお、個別詳細(?)画面では、preview用画像がスライダー表示されるのは、すでにバージョン2018.1.1以前からだったように思います。
。