楽しませてくれるメーカーだこと
前回、画像を掲載したPiaggio P.180 Avanti。前々からFlightGearの機体の中にあったのに気が付きませんでした。
この機体、主翼の位置がかなり後方にあって、胴体の先端にカナードが付いた変わった形状をしており、さらに主翼の2つのプロペラはエンジンの後ろで回っているという、特徴的でなかな格好がいい飛行機です。

↑Piaggio P.180 Avanti
Helijah Hangarで見つけダウンロードしたPiaggio P.166も負けず劣らず、変わった形をしています。
こちらもプロペラがエンジンの後ろにあるプッシャー式であるほか、みごとなガルウイングになっています。水陸両用の機体の派生だからでしょうか。

↑Piaggio P.166
さらに、Piaggio-Pegna P.c.7という奇想天外な水上機が、まだFlightGearには あります。
シュナイダー・トロフィー・レースへの参加をめざして作られたこの機体は、空気抵抗となるフロートをなくし、かわりにスクリューで加速し、水中翼によりボート型の胴体が浮き上がったら、プロペラを回して飛行するというもの。

↑Piaggio-Pegna P.c.7


↑滑走前 ↑水中翼により浮き上がったところでプロペラ始動
水上試験の際は、滑走中の水しぶきで前方が見えず、クラッチに問題があって、離水することはなかったとか。結局、レースにも間に合わず、開発中止となったそうです。
Piaggioというメーカーについての知識はまったくありませんが、昔から随分風変わりな機体を作ってきたものですね。楽しませてくれます。