コアンダ-1910 | virt_flyのブログ

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 ↑実際に製造されたジェット機としては世界初のコアンダ=1910 このように空を飛ぶことはありませんでした。

Coandă-1910

 先にCaproni Campini N.1を取り上げた際に紹介したコアンダ-1910(Coandă-1910)も、公式サイトのダウンロードページにはないものの、helijahさんのサイトから手に入れることができるFlightGear用の機体です。

 アンリ・コアンダという人は、Wikipediaをみても、国際軍事航空コンテストで優勝したり、建築分野むけの装飾用新素材"béton-bois"(木質コンクリート)の発明や油井を掘るシステムを設計するなど、なんとも多才な方のようですが、何よりも有名なのは、コアンダ効果の発見だそうです。
 
 「コアンダ効果は噴流が粘性の効果により周りの流体を引き込むこと(entrainment)によって起きる現象である」(Wikipedia)などとよくわからぬ理論ですが、航空工学上の多くの発明に役立てられているようです。高揚力装置、超音速飛行、ホバークラフト、飛行機じゃないですがF1にも。FlightGear愛好家のみなさんにとっては、常識的な話なのかもしれませんね。

 模型飛行機のジェット機に使われるエンジンも、コアンダ氏の功績かも。

 そのもとになったモータージェットですが、外部にプロペラのないダクテッドファンエンジンばかりではなく、ハルシチョフニコス加速装置(VRDK)を搭載したSu-5やMiG-13 (I-250)では、歴としたプロペラがありますから、ターボプロップとあまりかわらぬ外見をしているような気がします。一方がレシプロエンジンで空気を圧縮し燃焼室に送り込み発生したジェットガスを推力にするのに対し、他方は燃焼室で発生した燃焼ガスがタービンを回してプロペラが回転して推力を得る、まさに真逆なのですが。

 わずか10分間のジェット推進から、ジェット機並の巡航速度の低燃費プロペラ推進(Tu-95ベア爆撃機は925km/h)へと、大きく進歩したものです。
 高速のプロペラ機もいいものだと思いますが、Pilatus PC-21やEmbraer EMB 312 Tucano(注参照)がFlightGearにある以上、あえてSu-5やMiG-13 (I-250)を復元してまで欲しいとは思いません。

注)Embraer EMB 312 Tucanoも、公式サイトのダウンロードページには含まれていませんが、イギリスのサイトのFGUK Hanger中のDave Culps Hangarから、Short S312B Tucano T1 を手に入れることができます。