子機のエンジンだけで飛ぶ―<jet…>タグ | virt_flyのブログ

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フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

 相変わらずミステル(親子飛行機)の話。
 増槽タンク替わりに子機を利用して飛行距離を伸ばそうとするなら、子機のエンジンだけでミステルを飛行させる必要があります。

 FlightGearではエンジン用に4基分のキーがありますから、親子で計4つのエンジンを親機のエンジンのように扱い使い分ければ、子機のエンジンだけで飛ぶこともできそうです。
今回は、少なくとも外見上子機のエンジンだけで飛行しているようにみせること、もちろん子機を切り離し後の親機は通常通り操縦できることを前提に、挑戦をしてみたいと思います。

 子機のエンジンを3番目、4番目と扱うことにし、子機用の関係する各xmlファイル中のengine[0]あるいは[1]の箇所をengine[2]、[3]とします。
 関係箇所は、子機のxml(me262_c.xml)中のジェットエンジンのタービンの回転にかかわる箇所の<property>、ジェットのガス、飛行機雲にかかわる各xml(flammesGおよびD.xml、trailLおよびR.xml、これらをもとに子機用を新規作成します)ファイル中の<condtion>タグ内。
 さらに、mistel-base.xmlの<engines>タグ中に、engine[0]、[1]の記述のある行にならって[2]、[3]も同じように記述します。
 また、mistel-yasim.xmlの<approch…>と<cruise…>のタグに、<control-setting axis…以下、engine[0]、[1]の記述のある行にならって[2]、[3]も同じように記述します。
 なおその後にある<jet…>のタグ中にもengine[0]、[1]の記述があるのですが、闇雲にまねてみましたがエラーが発生するので、こちらは放置。
 これでタービンの回転やジェットガスの噴射は再現できましたが、飛行機雲はまだ発生させられません。試行錯誤の結果、<condition>の<property>をcontrols/engines/engine[2](あるいは[3])/throttleと書き換えることで、この問題は一応クリア。
 しかし、#や$キーを押すことで子機のエンジンだけを始動しても、もちろん見かけではありますが、ミステルは残念ながら発進しません。

 それなら子機のエンジンを1番目、2番目にしてみればと安易な発想ながら関連ファイルの書き換えを実行。今度はmistel-base.xmlやmistel-yasim.xmlではなくme262-base.xmlやme262-yasim.xmlの方を書き換えたところ、セグメンテーションエラーが発生したのでme262-yasim.xml中の<Jet…>タグにある<control-input axis=…以下のengine[0]、[1]を[2]、[3]に。とりあえずはこれで、!と@キーを押して子機のエンジンだけで発進することができるようになりました。

 そこではたと気付いたのですが、親機のme262-yasim.xmlの<Jet…>タグでengineの指定を変えるくらいなら、子機のmistel-yasim.xmlの<Jet…>タグでengineの指定を変たらどうなのでしょう?
 ものの見事に親機のエンジンは第1番目、2番目に指定したままでも、#と$キーを押すことで子機のエンジンだけで発進(したように見せることが)できました。その上、子機のエンジンといっても親機の3番目と4番目のエンジンの扱いになっていますので、子機切り離し後の親機は見た目1番目と2番目のエンジンが止まっていても、この子機を偽装してはいるが親機の目には見えないエンジンが働いて、通常と変わらぬ飛行を続けます。

 この最後の方法が、デフォルトのMe262になるべく影響を与えないためにも、好ましいことはいうまでもありません。他の機体ファイルを利用した簡易ミステルに関しても、これなら引き続き使用が可能です。

 ところが、親機のエンジンを切っても、そのエンジンから飛行機雲が相変わらず出現してしまいます。先のケースでは問題なかったということは<condition>のかかわりと思われますから、子機用のスモークのxml(trailLおよびR.xmlから新規作成したもの)から<condition>タグ中のengineを[0]、[1]に変えた親機用のxmlをもうけたところ、解決しました。

 これで、子機のエンジンだけでもミステルを飛ばせるようになり、子機の切り離し後の親機の単独飛行についても問題なく通常の操縦ができるように、よそおうことができました。
 それはそうと、実際のミステルの親機のコクピットでは、燃料計はどうなっていたのでしょう?