残念なマルチプレイ企画について | virt_flyのブログ

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フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

ブログを開いたとたんに、とんでもない情報が飛び込んできた。

連合軍と日本軍とにわかれ、連合軍は広島、長崎の空港をB―29で空爆し、日本軍はそれを阻止するというマルチプレイイベントが、本家フォーラムにて企画されているという情報だ。抗議に対しても、主催者側は「脅しや単なる嫌がらせには屈しない」と明言し、イベント内容を変更する気もないようす。詳しくは日本語サイトのフォーラムを参照。

FlightGearとその発展を願い開設したばかりのブログの将来にかかわる大問題であり、ふれないわけにはいかない。

#1.不愉快極まりない行為である。理由は、
①公開サーバーに接続して多数の利用者が共にフライトを楽しむ場という不特定多数に公開された場である以上、人に不快感を与える行為をなさないことは、暗黙の了承と考えられる。一部のものが明らかに他人に不快感を与えるイベントをあくまでも強行しようとする姿勢は、個人の勝手を理由にして許されるものでは決してないことも明白である。
②とりわけこうした場において、多大な人命の犠牲をもたらした実在の戦争を連想するようなイベントを設け、ゲームとして楽しむことなど、被害者、遺族を思えば不謹慎極まりない行為である。
③少なくとも独自のサーバーを立ち上げ、戦争ゲームを目的としていることを明らかにして、アクセスをするかしないかを選択できるようにでもしてあるのであれば、まだしも個人の勝手が通用するかもしれないが、当人たちはその方法をとらず、あろうことか「脅しや嫌がらせに屈しない」などとしてあえて暴挙を強行しようとしているところに、確信犯的な悪意が感じられる。
④確信犯的は悪意の背景には、いったい何があるのだろうか。推察の域をこえないが、オバマ米大統領の核兵器廃絶を理想とするプラハ演説が、来春のNPT会議を前にして世界の人々の期待を高め、また米政権トップとしてはじめて広島、長崎への原爆投下について道義的責任が表明された直後のことであり、軍拡論者の偏狭なナショナリストを痛く刺激することになったのであろう。まさに腹いせという低次元さが見え見えの行為だ。少なくとも日米同盟堅持を掲げる米国政府の路線とは相容れない点で、この愚挙の背景はそんなところとみられる。しかし、意図しようとしまいと客観的には、諸国民を分断し民族排外主義を煽るものであって、最終的には戦争勢力と軍需産業を利するものと批判がおこるのもやむをえないであろう。
⑤こうした行為がもし繰り返されるならば、すでに指摘されているように「嫌気がさしてFGから離れていく人が増えFGは衰退する」懸念はぬぐえない。FlightGearを楽しもうとしている人ばかりか、FlightGearと楽しいものにしようとしている開発者など関係ボランティアの努力をも無にしかねない行為は、願い下げではないだろうか。

#2.許されざる行為とすれば、我々FlightGear愛好者は何をすればよいのであろう。
もちろん大方の方が彼らがいなくなることを望んでおられることであろう。放逐できればよいのかもしれないが、これは方法がなく困難であり、自ら退散するように孤立化させることが基本だろうと考える。
①抗議すること。
 やはり相手に意思が伝わらなければはじまらない。多数のFlightGear愛好者が不快感とFlightGear衰退への懸念を表明することが不可欠である。
 相手が確信犯であり、説得に耳を貸すとは思えないにしても、多数の抗議が集中すればいい気はしないはず。
 確かに、機体に武装を施すことや、武器の使用による爆発、炎上の再現をサイトで紹介してきた者としては、軍事賛美の風潮を助長した責任を問われてもいたしかたない。もとより競争や暴力的描写が嫌でFGにやってきた一人であるから、それだけに抗議の意思を表明すべきと考える。戦争ゲームをしたことがあるからといって、人に文句を言える立場じゃないと沈黙する必要はない。戦争ゲームとは違いFlightGearという安心して遊べる場がなくなることに耐えられない思いがあれば、充分に抗議する資格があるのではないだろうか。
②不参加をよびかけ、相手を喜ばせる行為は慎む
 問題のイベントの開催当日に現地で抗議の意思表明のためのデモフライトを実施することも一つの方法ではあるかもしれない。さらに多数の機体を送り込んでイベントができないようにしてやろうという考えもあるかもしれないが、こちらは実現性に乏しく感じる。逆に敵勢力の一員としてイベントに参加する形になって、開催者を喜ばせることになりかねない。参加者が少なければ、開催者としては満足感を覚えないであろうから、まずは参加しないこと、不参加をよびかけることではないだろうか。
③別イベントの企画
 我慢できない人には、対抗処置に訴える方法もありえる。抗議集会とでもいうような企画を実施することだが、これはよほど目に余る事態が進行するような状況のときでいいような気がする。
 もう一方は、より楽しいイベントを同時刻に実施して、相手の企画参加者を奪うこと。相手にとっては明らかに妨害と移り、参加者の少ない言い訳にされるだけかもしれない。
 別イベントの企画というのはいずれにしてもあまりおすすめしないが、楽しく面白い企画が発案されればそれはそれでいいかも。