ウィルスのキャリアになるのはアレルギーが原因です。 | 迷惑かけずにぽっくり逝く、すこやか邦のこだわり健康作法

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前の記事で、予定日まであと1カ月に迫った妊婦さんのアレルギー総合セラピーを行った事を書きましたが、この妊婦さんの一番の狙いは、「HTLV-1ウィルス(ヒトT細胞白血病ウイルス)」を体から追い出す事でした。平成23年度からHTLV-1抗体検査が妊婦健康診査の標準的検査項目に追加され、この妊婦さんは検査の結果陽性と判定されたからです。HTLV-1ウィルスはただちに悪さをするものではありませんが、この検査の結果が陰性でないと、産院で赤ちゃんが生まれた時に母乳をあげられないそうです。母乳からの「母子感染」を防止する為とされています。

HTLV-1とは - HTLV-1情報サービス
http://www.htlv1joho.org/general/general_carrier.html

このようなウィルスのキャリアになるには、やはりアレルギーが関わっているに違いないと思い、確認してみると以下のアレルギーが見つかりました。

●HTLV-1ウィルス
●HTLV-1ウィルス、延髄、ナツメグ、(プロゲステロン、TRH、インヒビン、チロキシン、グルカゴン、カルシトニン、抗利尿ホルモン、ACTH、テストステロン)、(サルファ剤、ニューキノロン系抗菌剤、テトラサイクリン系、セフェム系抗生物質)
●肝細胞、ABC輸送体、P-糖タンパク質、クッパー細胞、HTLV-1ウィルス、ノイラミニダーゼ、ラモセトロン塩酸塩、CYP3A4、(交感神経節セット)

アレルゲンの組み合わせが複雑になるほどアレルギーは強くなります。上記のような複雑なアレルギーがある為に、HTLV-1ウィルスは体内に隔離されて排出されなかったのだと考えられます。実はこの妊婦さんには4歳になる女の子がいるのですが、この子を妊娠した時点ではまだ「HTLV-1抗体検査」は行われていなかったようです。調べてみると、この4歳の女の子もお母さんと同じく「HTLV-1ウィルス」のキャリアでした。とすると、このお母さんはこの子を妊娠する前から「HTLV-1ウィルス」のキャリアだった為に、母乳による「母子感染」でこの女の子もキャリアになってしまったと考えるのが普通かもしれません。
でも私はちょっと違った見方をしています。その訳は、この女の子のアレルギーを確認してみたら、お母さんと全く同じ上のアレルギーが見つかったからです。つまり、母親がキャリアになった原因はアレルギーがあったからで、上のアレルギーが母親から女の子に引き継がれなかったら、この女の子はキャリアにはならなかったと考えているのです。

セラピーで上のアレルギーを減感作する事によって、HTLV-1ウィルスは体外に排出されるはずです。しかし、HTLV-1ウィルスの「抗体」は、ウィルスがいなくなっても数か月体内に残るようです。ですので、出産までに「HTLV-1ウィルス抗体検査」の結果を陰性にするには、セラピーを受けて頂く時期が遅すぎました。残念ながら、結果的に産院で生まれた時に母乳をあげることは出来なかったのです。

アレルギー総合セラピーを進めている中で、この妊婦さんからもう一つ要望がありました。この妊婦さんは、「単純ヘルペス2型」のキャリアである事も分かっているそうなのですが、出産時、もしこのウィルスが膣に悪さをしていると帝王切開になってしまうので、「単純ヘルペス2型」のウィルスも追い出して欲しいと言うものでした。調べてみると、以下のアレルギーがみつかりました。

●単純ヘルペス2型
●単純ヘルペス2型、膣
●単純ヘルペス2型、HTLV-1ウィルス、タバコモザイクウィルス、スピリルム属セルペンス菌、アフラトキシン、トリパノソーマ属lewisi、ハステイル、イエダニ属、膣、親の期待

こちらも複雑な組み合わせのアレルギーがありました。確かにキャリアになってしまうのもうなずけます。このウィルスも上記のアレルギーを減感作してやる事によって体から排出されるはずです。この妊婦さんは、1か月前に無事女の子を出産しましたが、帝王切開にはならなかったそうです。めでたし、めでたし。