Daimler Double Six について | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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長年思っていたことですが、

なぜこの国の輸入車専門店は再び壊れることが分かっている新品部品の交換を繰り返すだけなのでしょうか?

 

よく雑誌などにも書かれるように、ロールス、ベントレーやアストン等と違い、ジャガーは安い価格でスポーティーで高級感云々・・・。

 

何が、例えばどこの部位が「安物」なのか、特定の部品の何が原因で、故障するのか、考えたことがあるのでしょうか?

 

皆「どこが故障するか」は知っていても、対策を知らない。

「ああ、それね。すぐにダメになっちゃうからね。ストックあるから交換しましょう。」

なんてことを何度も繰り返すことに、ユーザーは疑問を抱くことはないのでしょうか?

 

まずはこれ。

何が「OK」なのかさっぱり分かりませんが、中身をGM製の汎用

イグナイターに交換すれば解決するようなものではありません。

 

 

12本ものプラグワイヤーをここに纏めてしまうこと自体無理があります。

 

もし娘に「おとーしゃん、これなーに?」と聞かれたら、

「これはね、失火させるためのシステムだよ」と答えます。

 

はなっから点火システム全体が12発分の点火エネルギーのキャパをオーバーしています。

残念ながらプラグワイヤーやイグニッションコイルを高性能なものに交換してDIYレベルでどうこうなるような話ではありません。

 

おまけに中のメカニズムも部品のクオリティーも話になりません。

メンテナンス性も最悪です。

 

 

始動しなくなるのはともかく、

自動車を止める機構に問題が生じるのは非常にマズいです。

もちろん、どんな車でも時が来ればマスターシリンダーは

交換するべきですが、あまりにも寿命が短い。

 

フルードがリークしてこうなるのですが、剥がれた塗装片を見るとあまりにもショボすぎです。

ベースコート無しの生鉄にペイントしたような感じです。

 

 

マスターバックが不調でブレーキが効きっぱなしになったものも多いです。

 

内装やら外装やらがロールスだのメルセデスに比べて「安い」だけでなく、自動車を構成する部品も全て「安物」なのです。

 

例え「ジャガー・クラシック」がリプロダクションの部品をリリースしようが、そもそも安物の設計でできた安物の部品なのです。

 

さらに輪をかけて電線やコネクターはジョーク以外の何物でもありません。

こんなもので接触不良にならないはずがありません。

 

前述の点火系もそうですが、そもそもの回路の設計に問題があるのに、何度同じ方法で直そうが同じ結果が待ち受けているのです。

 

 

メルセデス・ベンツならば60年代の設計のまんまオリジナル通りに修理したり、レストアすれば普通に安心して乗れる自動車が仕上がるでしょう。

が、少なくともSr Ⅲまでのジャガー(XJ40以降は知りません)は、そもそも新車の時点でダメなのです。

 

ダブルシックスが新車で買えた時代に、新車を3台乗り継いだという方がいました。

それぞれ10,000kmほど乗ってから新車に替えていかれたとのこと。

大きな修理が必要になる度に新車に交換して乗り継いだらしいです。

とても好きな車だったが、さすがに3台目が壊れた時には他を選ばれたとのこと。

「あれで壊れなかったらずっとあれ一台でいい」とその方はおっしゃいました。

 

ならば「故障しないダブルシックス」を造ればいいだけの話です。

それを実現させるためにはまず「何がダメなのか」「何が原因なのか」を理解する必要があります。

それらを挙げていくとちょっとした冊子ができるほどですが、充分可能なことなのです。

 

「Chevy のV8にスワップですか?」

そんなダサいことは死んでもしたくないです。

 

「いや、古いイギリス車は手間を掛けて直しながら乗るのが醍醐味ですよ」

なんて、漫画のセリフみたいなのが聞こえてきそうですね。

それが楽しめる方はそれでいいのでしょう。

 

とにかく、チマチマやったところで同じところに戻ってきます。

そんなことを何十年も繰り返しやっているようにしか見えません。

 

「いやいやいやいや、俺のは調子良いぜ」

なんて方もきっといらっしゃるでしょう。

その調子が良いレベルが低いのです。他のボロに比べてマシ程度です。

そもそも新車の頃から調子なんて良くないのです。

何故か?彼ら(ジャガー及びルーカス)は電子制御に伴う電気が、どうあるべきなのかこれっぽっちも分かっていなかったからです。

設計者が机の上で意図した自動車になっていなかったのです。

 

「英国車は電気回りが・・・」なんて雑誌の受け売りで分かったようなことを言う方は多いですが、具体的に何がどうダメなのか理解している方がどれだけいるのでしょう?

 

たまたま「当たり」の新車に乗ってた方はラッキーですね。

が、どれくらいの期間その調子が続きましたか?

どのくらいの期間所有されましたか?

どのくらいの距離をオドメーターに刻みましたか?

 

 

 

今後、ダブルシックスのアップグレードの記事を掲載していこうと考えています。

「故障さえ無ければ本当にいい車だったのに」

「故障しなくなるのなら、また乗りたい」

という方はご相談ください。

 

もちろん、内容により金額は上下しますが、

最低ラインが現マーケットでの極上のダブルシックスを

二台買う以上は必要です。

 

 

「何でそんなにボロカスに言うのに、ダブルシックスを?」

 

あれを今の時代サラっとクールに乗れば

めちゃめちゃカッコいいじゃないですか。

知ってる人は知っています。あの車が完調な時のあの感覚。

私は大好きですあの車。

 

ただし吊るしの状態では絶対乗りません。

 

 

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