K-Jetronic KE-Jetronicについて part 2 | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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先日公開したフューエル・ディストリビューターの画像が反響を呼んだのか、

ご相談の連絡が以前に増して多くなりました。

下の画像はそのアッパーハーフです。

 

 

中身が見えなくともこの傷を見れば大体の想像がつきます。

このユニオンナットは工具が入りにくいのですが、傷つけずに緩めることはもちろん可能です。

「傷が付いても機能に関係ない」というようなメンタリティしか持ち合わせていないのであればさっさと辞めて他の仕事をすれば良いと思います。

一箇所ならともかく、全気筒分そのままの方法でやってしまうようなメンタリティをお持ちです。

 

で、使い物にならないフューエル・ディストリビューターの代わりをお客様が送ってこられました。

現状お車に搭載されていたもので「オーバーホウル済」ということだったみたいです。早速バラしてみましょう。

 

バラす時に一本だけ締まっていなかったので、確認すると折れていました。

 
交換したダイアフラムが一年ほどでこんなことにはなりません。 
 
 
通常のアッパーハーフのスクリーンフィルター。 
 
 
代わりに送られてきた「オーバーホウル済」 のスクリーンフィルター。 
 
 

全気筒分で破れています。

更に付いているべき部品が付いていません。

一体何をオーバーホウルしたというのでしょうか?

 

お客様は診てもらっているショップのレベルは知りようがないかもしれません。

「元ディーラーメカニックのショップ」

「専門店」

「ディーラーそのもの」

「ベテラン」

「雑誌で紹介されている」

「ネットで評判がいい」

「人柄が良い」

「面倒見がいい」

 

上記に羅列した事柄とK、 KE-Jetronicに関する知識やスキルとは全く何の脈絡もありません。

「こんな車は今まで何十台も見てきたから大丈夫」だというベテランの方もいるでしょう。

そう聞けばお客様は「任せられる」と安心するでしょう。

しかしそういうベテランの殆どは、30年前の事例を知っているだけでそれから30年経った今どんなトラブルが起きているか、もしくは起こり得るか分かっていないのです。

要するに時間が止まっているのです。

昔の感覚をいまだに頑なに持ったまま、昔のままの考えで整備しているのです。

 

 

結局誰も得しない結果が待ち受けています。

治らないから。

 

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