M104 3.6AMG 考察 | 60's ~ 80's 輸入車専門店Virage development (ヴィラージュ デヴェロップメント)

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Mercedes Benz 最後のそして最大排気量の6気筒エンジンM104 3.6AMG。
年式によりところどころ違う部分があります。
ストックの4機のエンジンで較べてみます。
例えばこれ。

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オイルフィルターブロック一体型の水冷式オイルクーラーです。
これは一番古いエンジン。


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中期のエンジン。


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そして最終型のエンジン。

コストダウンのためか、そもそもオイルクーラーは必要なかったのか、
真相は分かりません。

ところで、
ツインカム4ヴァルヴのM104はシングルカムのM103に較べて重いと考えるのが普通でしょう。
しかし、実際はM103の170kgに対してM104は156kgとなんと14kgも軽いらしいです。

「らしいです。」というのはソースは海外のフォーラムであり、自分で実際に量ったわけではありません。
投稿主はMBの公式データだと自信満々でしたが。
その重量が補器類やインテーク、エギゾーストマニフォールドを合わせたものかどうかは分かりませんが、
M103をツインカム化するにあたってかなり重量増には気を使ったことが窺えます。
インテークの樹脂化はもちろんですが、ヘッドのマテリアルに拘ったようです。
ヘッドの設計はAMGが担当したということです。

ちなみに、フォーラムに載っていた他のエンジンの重量も転載します。

M102 8V   145kg
M102 16V  169kg
M103      170kg
M104      156kg

こうして見ると、16Vが結構重いことに驚きます。
6気筒のM103と較べ1kgしか軽くない。
しかし、鼻先が長い6気筒に較べて短い4気筒は回頭性においては大きなアドヴァンテージがあるでしょう。
重量だけで全てを判断できるものではありません。

ちなみに、W114 280や、W123等に搭載されていたM110の重量もリサーチしたのですが正確な情報を探しあてることはできませんでした。
ただ、あるマニアの投稿に
「重過ぎるから量るまでもない」
と書かれてありました。

・・・・・・。


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