2番手で登板し、4回を1安打無失点。「チームが逆転した次の回だったので、先頭打者をしっかり抑えようと思ってマウンドに上がりました。オープン戦2試合目で慣れもありましたが、緊張感をなくさないようにと思っていました。登板した最初の回はコントロールができていなかったのですが、終盤は良かったです。これからもけがなく、チームの勝利に貢献できるようにやっていきたいです」とコメントした。
星野仙一監督(66)は「期待通りの投球をしている」と高く評価した。
星野仙一監督(66)は「期待通りの投球をしている」と高く評価した。
楽天のドラフト2位・則本昂大投手(22)=三重中京大=が18日、開幕1軍当確となった。初の対外試合登板となる練習試合の韓国・サムスン戦(赤間)で2番手として登板し、3回1安打無失点。直球は最速148キロをマーク。星野監督は「あれぐらいやると思っていた。素晴らしい」と絶賛した。
速度と角度を変えた、7種類のスライダーを最大の武器に持つ男は、この日はその内の3種類で韓国王者の打線を翻弄。無四球で三振も3つ奪った。「甘い球もあったけど、無失点で良かった。ようやくプロ生活がスタートしたという実感があります」と納得の表情を見せた。
指揮官は「どこでも使える」と期待を膨らませるが、現段階では先発候補として考えている。エース・田中に顔が「似ていると言われる」と言うルーキーは、目標とする田中に続く先発ローテ入りを目指す。
速度と角度を変えた、7種類のスライダーを最大の武器に持つ男は、この日はその内の3種類で韓国王者の打線を翻弄。無四球で三振も3つ奪った。「甘い球もあったけど、無失点で良かった。ようやくプロ生活がスタートしたという実感があります」と納得の表情を見せた。
指揮官は「どこでも使える」と期待を膨らませるが、現段階では先発候補として考えている。エース・田中に顔が「似ていると言われる」と言うルーキーは、目標とする田中に続く先発ローテ入りを目指す。
◆楽天紅白戦 白組0―3紅組=7回特別ルール=(13日・久米島野球場) 楽天のドラフト2位、最速154キロ右腕の則本昂大投手(22)=三重中京大=が13日の紅白戦に、白組の2番手で登板した。2回を投げ1安打無失点。久米島キャンプでは最後となる実戦で結果を残し、目標である開幕1軍入りへまた一歩前進した。
強い気持ちを白球に込めた。4回2死三塁のピンチで迎えたのは4番・ジョーンズ。メジャー通算434発男への初球に選んだのは直球だった。「内角を狙った」球がやや真ん中寄りに入ったが、結果は中飛。9日の初対決では直球を左翼線へ痛打されたが、見事“雪辱”を果たした。
新たな挑戦も結実した。昨秋から「プロで戦うために」とツーシームの習得に着手。わずか数か月でマスターした球を、初めて実戦で投じた。1番・鉄平は右飛に抑えられ「フォークかと思った」と驚きの表情。3番・松井には、この新球でカウントを整え、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。佐藤義則投手コーチ(58)は「ツーシーム? 全然使えるよ」と独特の言い回しで太鼓判を押した。
久米島キャンプでは紅白戦2試合に登板し、合計4回を投げ3安打無失点。星野仙一監督(66)も「投げっぷりがいい」とたたえるほどの出来だが、本人に満足する様子はない。「まだまだです」と短い言葉に決意を込めた。期待のルーキーは、日々確かな手応えをつかみながら、前へ進んでいく。
強い気持ちを白球に込めた。4回2死三塁のピンチで迎えたのは4番・ジョーンズ。メジャー通算434発男への初球に選んだのは直球だった。「内角を狙った」球がやや真ん中寄りに入ったが、結果は中飛。9日の初対決では直球を左翼線へ痛打されたが、見事“雪辱”を果たした。
新たな挑戦も結実した。昨秋から「プロで戦うために」とツーシームの習得に着手。わずか数か月でマスターした球を、初めて実戦で投じた。1番・鉄平は右飛に抑えられ「フォークかと思った」と驚きの表情。3番・松井には、この新球でカウントを整え、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。佐藤義則投手コーチ(58)は「ツーシーム? 全然使えるよ」と独特の言い回しで太鼓判を押した。
久米島キャンプでは紅白戦2試合に登板し、合計4回を投げ3安打無失点。星野仙一監督(66)も「投げっぷりがいい」とたたえるほどの出来だが、本人に満足する様子はない。「まだまだです」と短い言葉に決意を込めた。期待のルーキーは、日々確かな手応えをつかみながら、前へ進んでいく。