楽天が昨年限りで阪神を自由契約となっていた下柳剛投手(43)の獲得に乗り出していることが18日、分かった。
2月の沖縄・久米島キャンプでテストを行い、合否を決める。
「下柳は2月のキャンプに来てもらう。うちは先発不足。特に左は現状で塩見しかいないし、彼の経験や理論は必ず、若手選手の見本になる」と球団関係者が語った。
通算129勝のベテランは昨年10月に9年間、プレーした阪神から戦力外通告を受けた。
現役続行に強いこだわりをみせており、楽天は昨秋から継続的に調査。
現時点で先発ローテ入りが確定しているのは、田中と塩見だけという先発不足のチーム事情もあり、獲得に本腰を入れている。
楽天は今オフ、先発候補として阪神から上園、ヤクルトから川島亮を、リリーフ候補としてオリックスから加藤を獲得した。