2023.10.1&8 The Queen of Purple 2nd Live名古屋&東京 | ラフに多趣味の殴り書き

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あなざーことvipanotherによる声優とベイスターズとプロレス他の多趣味なオタクブログです。


久々のライブレポブログ。
2023年の10月1日は名古屋のZeep Nagoya、
翌週10月8日は東京のZepp Hanedaで

The QUEEN of PURPLE 2nd Live Tour
Live and let “Live”

に参戦してきた。ライブタイトルかっこよすぎだろ!!!
本来QoPは2019年の1stライブにも行きたかったが仕事の都合で行けなかった事もありそれがとても心残りだった。次があれば行きたいなとぼんやり思っていたら…

そのまま世界はコロナ禍に突入。ライブも、生きた実感も無いような日々がそこから3年は続いた。

だからこそコロナ禍が明けてQoPがまたライブしてくれる事がとても嬉しかったし、ライブも生きた実感も無いようなそんな日々に投げかけられた「Live and let “Live”」というタイトルはあまりにも美しく思えた。

本来、声優さんのライブイベントは千穐楽一本釣りスタイルだったけど名古屋と羽田の両方が当選した時、迷わず両方行く事を決めた。それほどQoPに飢えていた。
QoPは声優コンテンツの中でも楽曲が特に格別でグループのテーマはシンプルに「ロック」。
最初は推しの巽悠衣子さんがいるからって理由で軽率に踏み込んだけど一瞬で深い深い沼にハマって無事ブラジル送りとなった。

そこからはトントン拍子で久々の名古屋遠征に備えて宿や新幹線を取り現地で盟友の7アツさんと飯を食う約束も取り付けた。

流石に会津若松から名古屋は長旅すぎるので中間地点の東京に前乗りする事にした。前日の土曜、夕方からゆっくり東京に出発し、御徒町の馴染みのアニソンバー「アイリス」で楽しく飲んで宿で眠りについた。

翌朝、東京から新幹線に乗り込み名古屋に向かった。
人生通算で3回目の名古屋遠征だけど仕事の役職のステップアップと共に高速バス→こだま→ひかりと移動手段も気付けばランクアップしていた。てか今の年齢で東京名古屋の高速バスはもう無理、無限に続く静岡県が無理だった。

名古屋に到着し旅支度のまま7アツさんと合流。欲張りにも味噌カツときしめんを頂いた。

ちゃっかりハイボールも。


宿にチェックインし重い荷物を置いてスプリンターズステークスの予想をしながらZepp Nagoyaに向かった。
7アツさんとスプリンターズステークスを見届けて会場入り。

僕の本命ジャスパークローネは4着に沈んだ。


ここからはライブのレポ。
久々だけど例によってセトリ順に回想していく。
あと名古屋と羽田の感想をごちゃ混ぜに語ります。
セットリストがこちら

ヤバ過ぎでしょ…


カッコいいイントロが鳴り響いたのち先陣を切るは2nd EPの1曲目にもなっているOne。元々確信したがQoPのファンはマジで全員信用できる。

イントロから激跳びマサイ集団と化したのはマジで楽しすぎた。Aメロに入ったら轟音のクラップ、Bメロでは折り畳まんばりのヘドバン、サビ前は皆揃って「burn!(bang!)×3」の大合唱。序盤で既に会場が「ひとつ」になって魂ごと全部持って行かれた。


そこからモニター画面に走る稲妻。これだけで次はTHUNDERBOLTと分かるから強い。サビの「てよ」を力強く被せて後に野村さんと広瀬さんのTwitter(X)で語られた「メロディーからのヘイヨー休み」も素晴らしかった。沸けれる所で沸こうを信条としてるQoPファンが常に信頼の塊だった。「Tap on the top, Top of the rock」とコールも分厚かったし演者サイドもコール欲しい所でモニターに歌詞を映してくれるのがとにかく熱かった。


関係ないけどよく客がライブで歌うか歌わないかの議論があるけど、客が100歌うか一切歌わない0の極端な二元論で言い合ってるから両者馬鹿なのよ。演者の意図したシンガロングパートは歌ってそこ以外はクラップやらジャンプやら臨機応変に沸く、そういう「良い塩梅」を知れって話。


少し脱線したけど次に容赦なく叩き込まれたのはMajesty。耳に馴染み過ぎたあまり、短いイントロながらも客の興奮がすぐに沸点まで達したのがこの楽曲のパワーである。「Queen of G Queen of B」の所で大勢でヘドバンするのは爽快だった。オルスタのヘドバンは互いの激突を避けるために逆に皆でやるから合理的な所があって好き。この曲の野村さんがマジでバケモンでラスサビの「揺るがない My Majesty」に駆け上がった瞬間の感覚。まだ体験していない人類はいつか、是非。


続いての曲は、名古屋ではTrigger東京ではClash!!だった。Triggerのイントロでアホほどマサイしたり、変則的な2番Aメロに合わせてバチっと沸くQoP支配人が信用の塊すぎて感動。「トリガーにこの指を掛ける」で引き鉄のフィンガーサインで応えたのがシンプルに気持ち良かった。アウトロまでしっかり飛びまくったから、とても消費カロリーの多い曲だった。


東京はMajestyからのClash!!の流れ。まさに1番からヘドバンだった。スウィング感の強いイントロで再び折り畳まる。このまま製麺されてしまうのだろうか、くらい折り畳まった。Clash!!はサビの爆発力が凄い。「からのー!Burning soul!」は初見でも分かりやすかったので会心のコールを入れることができた。大概no!をバシッと揃えて大概のモノマネやregressにノーを突きつけることが出来た。


ここでMC。MCまでに4曲もやっちゃうのがあまりにも硬派過ぎるし、内容も手短に最低限、声優コンテンツのライブとしては、あまりにも斬新じゃなかろうか。別の現場で1時間MCに費やす人もいて、ゾッとした話は置いといて…(笑)


そして再びライブパートへ。序盤にMCが終わって落ち着いた空気からグイッと盛り上げに掛かるのもなかなか難しい場面でKID BLUE〜裸の王様〜という素晴らしいチョイスが身体に馴染んだ。ミドルテンポBPMのロックで徐々にならさせていく感じはセトリの構成力の妙技。この曲は歌詞も少しエロくて好き。なので、ライブで1番歌詞を聞けるタイミングもこの時だったと思う。歌詞が過激な場面の広瀬さんの動きもとても強かった(笑)。


続いてサビのフレーズがイントロになってる、1周回って王道なI call it"Love"。EPが発売された頃はOne、Take off、BLUE MOMENTが僕的に評価が高くてこの曲とBreak the cageは評価が1枚落ちていたが、このライブに来て評価は一変した。やはり音源とライブでは体感するのは全然別なのではと反省した。映像の演出も目まぐるしくて盛り上がりの一助になっていた。


サビのフレーズの「このメロディーは遠くへ 連れて行くんだI'll Be There」が音源との五感や韻律が良すぎていくらでも頭が触れた。名古屋では軽くモッシュが起きていたしとにかく骨太でストレートなロックでライブ感がとても素晴らしかった。


そして、EPの中で自分の中の1番のフェイバリット曲のTake off、この曲マジで好きすぎて年末恒例の楽曲10選2023にも間違いなく入る(年末前にこのブログが上げれて良かった)。印象的なリフのイントロから疾走感のあるAメロ、「明けない夜はないとほざく奴は 眠れず夜を過ごすこともないんだろう」という音楽史に残る名言をサラッと言うBメロを経てサビに突入。またここも野村さんの歌唱力がバケモンで「夢 見たい ならば」でどんどんとキーが上がっていくところが凄すぎる。マジで神曲、是非聴いてみてね☝️😁(←けんた食堂)


モニターの映像もテイクオフ(離陸)にちなんでビルの立ち並ぶエリアで飛行機が飛び交うアニメーションだったのでZeepHanedaで見た時は、まるで自分がそこにいるかのような、とても不思議な感覚だった。歌詞全般を通して「様々なしがらみが体にまとわりついている現代社会、そんな状態じゃ高く飛べない。全部捨ててありのまま生きよう」的なメッセージが一貫していてとても清々しい。


ここからムラサキが「自慢のメンバーを紹介するよ」と3人のソロ曲タイムがスタート。先陣を切るのは目の前を女性専用エリアにすると言う職権濫用全開のユメノさん。ソロ曲のR.B.E.ではその女性専用エリアのみならず、あちこちにレスを振りまきながら盛り上げていてすごかった。当て振りとは言えギターを掻き鳴らしながら歌うステージングはとてもプロフェッショナルだった。と同時に溢れんばかりの母性がえぐくて、戸籍上で山本彩乃さんと養子縁組を組んでお母さんと呼びたい人生だった。


そして待ちに待った我が推し、巽悠衣子さんのターン。三森マツリのソロ曲、Wake Up Heroine。とにかくこの曲はゆっこさんの可愛すぎる表情が何度も何度もモニターに抜かれていて最高すぎた。ドラムをカッコよく叩きながら可愛く歌い上げる巽悠衣子さんがあまりにも凄すぎた。ドラムは太鼓とシンバルの部分で音が違うので、弦を鳴らし続けていれば良いギターやベースと違って声優さんが当て振りするには難易度が高かったように思えた。しかしそんなことはお構いなしに、産後の一児の母であるにもかかわらず、とてつもない努力と練習量で仕上げてきたんだなぁ…と(涙)周りの皆もめっちゃコール入れまくってくれてありがとうな…


そして続いての曲はファーブのソロ曲Purple Razeだった。この曲もサビのそれぞれのフレーズがあまりにもかっこよすぎるので、歌詞カードを見ながら聴くことを推奨したい。ってかショートカットの広瀬さんマジで可愛すぎませんか?本人照れてたのが余計可愛すぎてずーっとその破壊力に悶えてました。そして、途中にバンドメンバー紹介を入れるアレンジを挟んで満を持してムラサキが登場。そしてムラサキ入りのアレンジでラスサビを歌いあげる姿があまりにもかっこよくて、これぞライブ、と感動した。こういう感じで工夫して合流するの上手すぎるし次の曲にスムーズに入れるし構成考えた人天才すぎる。


そしてナチュラルな形でムラサキが戻ってきてから、名古屋ではClash!!東京ではTriggerを演奏した。感想は上述の通りである。Purple Razeのムラサキ合流アレンジのお陰で途切れなくブチ上がれたのがとても良かった。


そのままBreak the cageに突入。正面モニター画面の演出があまりにもかっこよかったが表現するための語彙力が追いつかなかった。この曲のギターソロがイカついくらいカッコ良すぎてユメノさんがギターを掻き鳴らす姿がめっちゃ目に焼きついていた。会場の音響も良くてうねるようなベースリフもズンズン聴こえて来てただただ最高の一言。


歌詞のcage=鳥籠ってこの曲においては「くだらない慣習」の比喩表現だと思うんだよね。Take offにも似てるけどそういったしがらみを全部壊していこう、みたいな。そういう歌詞を乗せるのがロックの原点みたいな所があるしこれが声優コンテンツだと思うとふと我に返ってドキッとしてしまう。最高。


そしてここからが真の伝説だった。


次は言わずと知れた「究極の自己肯定」を象徴した屈指の名曲、I AMである。何度も何度も打ち上げで振り返ったがこのI AMを現地で聴けた事を一生誇りに思いたい。ラスサビ、4人で向かい合って歌詞をリレーしたのはあまりにもエモ過ぎる。歌詞も


(マツリ)立ち尽くしたあの日も

(ユメノ)落ちなかった涙も

(全員)全部糧にして

(ファーブ)勝てなかった自分に

(ムラサキ)負けなかった自分に

(全員)もう一回立ち上がって誓う絶対

(ムラサキ)誰でもない「僕」になるって


うろ覚えだけどこんな感じで回したはず!
ここマジで円盤出すならCMにして欲しいくらい好き。

I AMと来たら次はDAYSが来るに決まっている。原曲のイントロをカットしていきなりギターリフからバン!と入る潔さ。そして照明がマックス眩しくなり各々が楽器を掻き鳴らすシルエットが大迫力で浮かび上がる。

コロナ禍を経て人々が大人しいライブに慣れていく風潮が個人的には耐えられなかった。やはりライブは拳を上げて大声を出して飛び跳ねてこそ、というキッズの精神がアラフォーになった僕にもまだ残っている。

Wow wowのシンガロングは当たり前のようにアウトロが延伸されて、まるでライブ版スフィアのレミドのような魂と魂の削り合いになっていたのは、やはりその頃からのオタクとしては感無量であった。

ステージ上から極上のパフォーマンスを見せるQoPも、歓声と拳で応える客席のファンの姿も全てが美しい光景だった。

嗚呼、素晴らしいライブだったな…。

と、今までのQoPならここでアンコ前が終わっていたのだが今のQoPは違う。ここでBLUE MOMENTというオーバーキルを仕込んでいるのである。キャッチーなアップテンポの曲ではなく、落ち着いたミドルテンポのロックバラッド。こういう曲でも最高に仕上げてくれるポテンシャルの高さがQoPの魅力なのである。

I AMでガンガン拳を上げて、DAYSで限界まで声を張り上げた。そしてBLUE MOMENTは地蔵だった。いや、地蔵が一番良かった。「生きる活力を貰う」って表現が正しいか分からないしこの感情を表現する語彙力が無いのが再度悔しいがこの3曲の流れを現地で体感出来て本当に最高だった。

アンコールはカバー曲からスタート、名古屋ではジェダ・ダイヤモンドのStrcking Diamond、東京では4UのROCKな★アタシとセブンスシスターズのWORLD'S END〜PUNCH'D RANKERのメドレーだった。
ナナシスはQoP以外不勉強で申し訳なかったのだが全て初見の曲なのに全てマジで良かった。

全曲、ライブ後に購入させて貰ったがライブ後はこのリストを繰り返し聴いていたくらいにはハマった。社会人生活の忙しさからオタ活の手が広げられないのがもどかしいけどこういうキッカケで増えるのはなかなか趣深い。

特に素晴らしいと思ったのはやはりWORLD'S END。ナナシスは最初SEVENTH HAVENしか知らなかったしそのままQoPだけ好きになったオタクなのでこの曲の威力にはしばらく打ちのめされていた。少し調べるとこの曲のストーリーもまぁ濃くてリアタイで追ってなかった事に後悔。

MCで「私たち最高集団だね」ってフレーズがあったけど台湾のプロ野球っぽくてめっちゃツボってしまった。

そして激アツカバーが終わった客席の興奮と余韻が冷めやらぬままFire and Roseのイントロ。容赦無しかよ…。

体力も限界の筈だけど序盤と変わらぬ打点で跳ぶ周辺の精鋭たち!お前ら最高かよ!!!
個人的に大好きなBメロで拳を上げる所が大好きなんだけど皆当然のようにバシッと一緒に拳を上げてくれてライブって感じがしたね。ステージ上の演者と客席で一緒に創り上げるのがライブだと思ってるし二度とコロナ禍みたいなクソなシチュエーションは御免だね。本当に楽しかった。束の間の落ちサビで休まるものラストスパートの大サビとアウトロで本当に燃え尽きた。

アンコール前もそうだけどI AMからのDAYSで十分燃え尽きるのに今ではそこにBLUE MOMENTが追い討ちを掛けてくる。
そしてこの完璧すぎるFire and Roseには再びOneが追い討ちを掛けてきた。

しかもこのOne、トッパーで披露されたものとは歌割りが違う。1曲目でムラサキが全般のボーカルを担当していたのに対して大トリで披露されたOneは歌割りが4人に割り振られていた。こういう粋な事しちゃう?初見だった名古屋は驚きで涙して、二度目の羽田でも嬉しさで涙した。

Oneに始まりOneに終わる潔さとここまでカバーのプラスアルファはあったもののQoPの持ち曲が全曲披露されたこともあってこの2ndライブは一生モノの思い出になった。

次回以降、3rdライブがあるとしたらそれまでに新譜が発表されて全曲ライブは叶わないだろう。だからこそこの瞬間を捕まえる事が出来て最高だった。

ここまでずっと何度も書いたようにthe Queen of Purpleが最高な上に応援してるファン達も皆最高だったことがライブとしての完成度を100点以上のものにしていた。

次回以降もオルスタの箱でライブして欲しいな。QoPの支配人たちは絶対大丈夫だから。


そして巽悠衣子勢の田中さんとカナタさんと打ち上げも出来た。ライブは直後の振り返りも含めてライブなんだよな〜〜!最高!!


名古屋での打ち上げ🐲

無限にI AMの大サビについて語ってた。


そして東京での打ち上げ🗼


にんにく唐揚げが美味すぎた。


そんな感じで、遅筆にはなっちゃったけどこの素晴らしかったライブの感想でした。