陰毛部分の乾燥と痒み、皮がポロポロとむける原因は?男性や女性の特徴についても解説 | あなたの健康が未来を左右する!!

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陰毛部分の乾燥とかゆみが続いたり、皮がポロポロと向け落ちたりする場合は性器の感染 症などの可能性もあるため医療機関を受診しましょう。感染症は放っておくと悪化することがあるため、注意してください。

 

本記事では、陰毛部分の痒みや皮がむける原因を解説します。男 性と女性の陰部の痒みの特徴もお伝えします。

陰毛部分の乾燥と痒みで皮がポロポロ落ちる場合はどうする?

陰毛部分の乾燥と痒みで皮がポロポロと落ちる場合は、皮膚科を受診して自己判断で市販薬を使わないことが大切です。

皮膚科を受診する

陰毛部分の痒みは性感染症によって起こる場合も多く、独断で原因を見分けることが難しい症状です。原因をはっきりさせるためにも、まずは皮膚科を受診した方がよいでしょう。

 

とくに1週間以上かゆみが続いており、皮がポロポロと剥け落ちる場合は感染症の可能性があるため医療機関の受診をおすすめします。

自己判断で市販薬を使わないこと

陰毛部分で発生したかゆみの原因がわからない状態で、市販薬を使うと症状を悪化させる可能性があります。かゆみを抑える場合は、陰毛周辺をワセリンで保湿する程度にとどめて、早めに医療機関を受診した方がよいでしょう。

陰部の痒みで考えられる原因

陰部の痒みで考えられる原因を解説します。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とはかぶれによる陰嚢の炎症で、皮膚がかゆくなる症状です。女性は生理中のナプキンやタンポンなどが性器や周辺の皮膚とこすれてかぶれることがあります。男性は、下着による蒸れやコンドームの装着が原因でかぶれて痒くなることがあります。

毛ジラミ

陰毛部分に毛ジラミが寄生した場合、赤みが出ることは少ないですが痒くなります。また褐色をした毛ジラミや灰色がかった楕円形のたまごのようなものが確認される場合があります。

 

毛ジラミは陰部以外にも肛門周辺や胸毛、髪、眉、まつげに寄生するケースもあるため注意が必要です。家族などの親密な関係にある人同士で感染が拡大しやすい点も特徴で、とくに陰部の毛ジラミは性行為による陰毛同士の直接接触で感染することが多いです。

白癬菌の感染

白癬菌が性器に感染すると、別名「いんきんたむし」とも呼ばれる感染症を引き起こします。股間部分の周辺にかゆみを感じ、赤く堤防状に盛り上がった発疹が現れることがあります。

 

白癬菌は水虫を引き起こす細菌です。公衆浴場の腰掛けや洋式トイレなどで感染することもあるため、注意が必要です。白癬菌は暖かく湿った環境で繁殖しやすいため、湿りやすい股間部分の皮膚の小さい傷は、白癬菌が増えやすい部位となります。

 

股間部分は入浴時にゴシゴシ洗ったりせず、日頃から清潔に保ち、白癬菌に感染しないように心がけるとよいでしょう。

性器クラミジア

性器クラミジアとは、クラミジアと呼ばれる細菌に性器が感染して発症します。男女ともに半数以上が何の症状も現れない感染症です。

症状が現れる場合、男性であれば、性交渉後の1~3週間でかゆみや排尿痛、尿道の不快感 が現れます。女性は性交渉後1~3週間で、かゆみや排尿時の痛み、膣の分泌物が「オカラ 状」に多くなり、骨盤痛など起こることがあります。

 

性器クラミジアは症状が現れないため、感染したこと に気づかないこともあります。

性器ヘルペス

性器ヘルペスになると、性器やお尻に痛みやかゆみなどの不快な症状が現れます。見た目では水ぶくれができたようになります。また水ぶくれがやぶれて、排尿時に強い痛みを感じることがある点も特徴です。

 

風邪や発熱、生理、疲れなどによるストレスで免疫が低下した際に症状が現れることがあります。ウィルスが付着したタオルや便座と性器が接触して発症することもあるため、不特定多数とのタオル共有を避け、便座に性器を触れさせないようにしましょう。

毛嚢炎

毛嚢炎とは毛穴の奥にある毛包で炎症が起きた状態です。毛包は毛を産み出す部分で、傷口などから黄色ブドウ球菌や包皮ブドウ球菌などの細菌に感染することがあります。その際に赤いぶつぶつや白い膿がたまりできものが発生し、かゆみや圧痛を伴うこともあります。

男性に特徴的な陰部の痒み

男性陰部の痒みの多くは、脂漏性皮膚炎や陰部掻痒症(そうようしょう)と呼ばれる症状で す。陰嚢や肛門周辺に発生しやすく、いんきんたむしと間違われることもあります。

 

しかし実際は、いんきんたむしが陰嚢で発生することは少なく、いんきんたむしの症状は下腹部や内股に発生して丸く広がります。

女性に特徴的な陰部の痒み

女性の陰部に痒みを伴う場合に考えられることは、膣内に常在する真菌やカンジタ菌などによる炎症です。性行為で感染することもありますが、ストレスや免疫の低下などの感染症以外の原因で発症する可能性もあります。

 

また生理用ナプキンが外陰部の皮膚を直に刺激して、接触性皮膚炎としてかゆみなどのトラブルにつながることもあります。外陰部を洗い過ぎた場合、皮膚のバリアーが薄くなり乾燥や常在菌のバランスの崩れでかゆくなることもあるため注意しましょう。

 

女性器には自浄作用が備わっているため、神経質にならずに適度に洗う程度に留めることをおすすめします。

陰部の痒みが気になる場合は医療機関に相談しよう

陰部の痒みは、自己判断で感染症であるかどうかを判断することが難しいです。陰部の痒みが続く場合は、医療機関に相談して適切な処置を受けることをおすすめします。

 

また男性と女性では、陰部が痒くなる原因が異なります。医師のアドバイスを守り自分の症状に適した対処を心がけ、症状が広がらないようにしましょう。