2024/6/24
学生時代の最も強烈なオーケストラ体験でした。
担任でもあった指揮者の先生が退官されるという事を聞いた学生は、途方に暮れてしまいました。これからはブラ4を自分たちの手で作り上げていかなければ‥。日頃教えてもらうのは授業だから当たり前、という考え方が180度変わりました。
その後先生とは客演指揮の形で繋がり、先生の指揮・指導の下、何とか定期演奏会を乗り越えました。
<指揮者の早川正昭先生>
それは52年前。
さて、昨日は「かぶとやま交響楽団」、新指揮者でのブラ4の初練習でした。
まだ初回ですが、なかなか良さそうな指揮者です。というのは今まで音程あわせが出来る指揮者は皆無でしたが、彼は見事に難所をクリアーしていました。
長三和音は純正の響きを作るのは比較的簡単ですが、短三和音の場合、バスに第3音が配置されると奏者はまごつきますが、指揮者は的確な指示を出していました。これから彼の曲作りが楽しみです。
ところでブラームス4番、1楽章の優美な旋律や4楽章の見事に構築された変奏曲。素晴らしいの一言です。
マーラーは「空っぽな音の桟敷」と酷評、R.シュトラウスは「とてつもない楽想、天才的」と絶賛。
人それぞれなんだ‥。
Miitan
[No.957]