2023/11/16

チェロアンサンブル・アレンジ「酒とバラの日々」完成!

<酒とバラの日々~チェロアンサンブル>

 

Miiの大のお気に入りのビッグ・バンド・ジャズの名曲はサド・ジョーンズ/メル・ルイス・ジャズオーケストラの「US」

50年前、学生時代のアルバイトとしてキャバレーで演奏して以来虜に…なんていうととんでもない話だ!となります。キャバレーは今では廃れてしまって若い世代には話が通じませんので、「キャバクラ」と勘違いされるでしょう(笑)。

 

さて、黒人の心の叫びから発祥した音楽(スピリチュアル、ブルース)はクリオール(混血)たちによってジャズの原型が作られます。

時代は19世紀末ですので、ヨーロッパから沢山の移民がアメリカにやって来て様々な文化をもたらしますが、クラシック音楽も土着の音楽に影響を与えてジャズ誕生に寄与します。

演奏の形態はブラス楽器が中心ですので、黒人ブラス・バンドといえるでしょう。この音楽が冠婚葬祭、パレード中心の活動からエンターテインメント要素を持ち始めると白人も参入してきます。

そして、白人と黒人が作り上げたビッグ・バンドの真髄がこの曲、サド・メルの「US」です。私の青春の思い出です。

これは1番トランペットの楽譜ですが、吹奏楽とは違ってほとんど五線にはまっていません。(Miiはアルバイトで3番トランペットを吹いていました)

普通の奏者ではハイトーン用のマウスピースを使っても吹ききれるかどうかです。曲前半にありますが、ブラス・セクションのみが分厚いハーモニーで吹きまくる箇所では鳥肌ものです。

 

曲後半の速い16分音符の連続はソリでサックス全員が同じリズムで吹きます。アドリブフレーズの1音符ずつハーモナイズ(和音付け)された驚異のサウンドです。

 

    <サックスセクションのソリ風>

 

さて、今回、この「サックスのソリ」のサウンドをイメージして「酒とバラの日々」のチェロアンサンブル・アレンジをしました。

完全退職後、チェロアンサンブルのアレンジをし始めてまる4年、19年使っているソフトに対応するIマックの動作が不安定で危険になったのを期に、最後のアレンジとすることに。「Mac  Logic」よ、長年良くやってくれたな、ありがとう

 

46年前、能天気な熱中(してしまう)教師のMiiは、早速高校生たちと混じってサド・メル「US」を吹いていました。(大笑)

吹奏楽部の生徒たちは間違いなく上手な連中でした。

 

Miitan

[No.901]