第27日目-2009年6月21日(日)15:00~
・串刃のカンナで裏板を削ります。
第27日目-2009年6月21日(日)15:00~
・串刃のカンナで裏板を削ります。
第26日目-2009年6月14日(日)15:00~
前回、綺麗に削った裏板をさらに磨いて完成形と同じ状態にします。
アーチの部分はほとんど形が整っていましたが、プンタの部分とパフリングの周りが若干デコボコしていて汚かったので、スクレイパーで磨き上げていきます。
凹凸の原因の山があったら、小さなスクレイパーでその山を二分割、三分割して小さな山にし、大きなスクレイパーで一気に削ぎ落とします。
わずかな凹凸は明るい部屋や蛍光灯の下で見ても目立たず、わかりません。
そこで、部屋の電気を消して、電球を灯し、裏板にできる影を見ながら作業を行います。
そんな地道な作業を2時間ほど行い、綺麗になったら、裏板を手に持って回転させたり、手で触って左右のバランスや全体を眺めておかしなところがないかを確認します。
特にこれ以上は手を加える必要がないと思ったので、ここで裏板のアーチを作る作業は完了!のはずですが・・・まだありました。
パフリングから外側の部分をノミで掘って起伏をつける作業です。
これはやっても、やらなくてもいい作業だそうですが、きちんとした職人の楽器にはこの起伏がついているとのこと。
せっかく自分で作る記念すべき第1号のバイオリンなので作ることにしました。
パフリングから外側に向かって3~5mmのところを、ノミの外側の傾斜を利用しながら削っていきます。このときに、3~5mm以上外側に出ると、最終的に裏板の外周をやすりがけし、丸みをつけたときに板の厚さが変わってきてしまうので、はみ出さないように注意しながら進めます。
集中力が途切れてフニャフニャになったような気がしましたが、そこはさらにヤスリがけをして修正。
なんとか形になった?!ところで今日の作業は終了。
第25日目-2009年6月7日(日)15:00~
前回の作業で裏板の凹凸をだいぶ減らしましたが、まだ若干残っています。
これをなくしつつ、緩やかで精密なアーチに仕上げていく作業を行います。
まずは小さなカンナを全面にかけ、ノミの跡が消え、波打つような部分がないように作業を行います。
これが完了したら、今度はスクレイパーをかけて滑らかな面になるように仕上げますが、その前にフォークのような刃のついた豆カンナを全面にかけてスクレイパーをかけやすくする下準備をします。
フォークのような刃で傷つけることで、スクレイパーが引っかかりやすくなり、全体の面を耕して地ならしすような役目を果たします。
最後に、スクレーパーで削って磨き上げ、完成形にもっていく訳ですが、Cの部分には大きな凸凹があり、なかなか削っても消せずにいました。さらに、スクレイパーの刃がこぼれてきたので、調整の仕方を教わりながら、刃を整えていただき、再度作業を進めます。
やはり刃を整えると、1度に削れる量も滑らかさもちがいました。
時間になってしまったので、細部の削り方と、さまざまな種類のスクレイパーを見せていただきました。
・スクレイパーをかけた後の裏板
第24日目-2009年5月30日(土)10:00~
ニカワで固めたパフリングが乾燥していることを確認します。
しっかりと溝に固定され、固まっていました。
パフリングがフニャフニャに波打たないか心配でしたが、すぐに目に付くほど大きなミスはないようです。
実際にどうなっているかは、パフリングと裏板を削って下の層を見ないとわからないので、成功したかどうかは後々の判断になります。
ただ、よく見るとプンタの先端で2本のパフリングが交わる部分がピッタリとくっついているはずが、微妙に離れている気がします。
しかし、これも下の層を見ないとわからないので、今は問題ないと考えることにしました。
そんな心配をしながら本日の作業を開始します。
まずはパフリングの内側をノミで削ります。
バイオリンは完成した段階でパフリングの内側が若干へこんでいます。この溝を作る作業です。
外周にあわせてノミを滑らせ、深くならないようにゆるやかな溝を作っていきます。
このとき、木目や杢があるため、一方向から彫って一周することはできません。
彫っていき、ノミが引っかかったり、進まなくなったら板の向きを変えて逆から彫っていきます。
もう裏板が薄くなり、完成形に近づいてきているので、間違えて大きく彫り込むことはできません。
注意して慎重に作業を進めました。
パフリングの内側が削り終わったら、今度はパフリングの外側を軽く削ります。
まだまだ完成ではなく、外周を綺麗に調える作業なので、ここも削りすぎないように注意しながらうっすらと磨くように削ります。
これが完成したら、アーチの整形です。
パフリングの内側を掘った溝から裏板の頂点に向かってノミで削っていきます。
粗どりした波打った面が滑らかなアーチになるように平たいノミで修正していきます。
時間をかけて凹凸をなくしていくと裏板が完成形に近づいてきました。
第23日目-2009年5月23日(土)10:00~
前回の最後に見本としてパフリングカットの作業を1箇所やっていただきました。
残り3箇所の作業を行います。
パフリングの黒檀の2本のラインが交わる部分は、2本のラインがずれないように角度を微調整しながら彫った溝に埋め合わせていきます。まずは上下のパフリングのプンタの部分を埋め込み、次はCの部分。そして最後に上下のブロック付近の作業をしました。
ここで驚いたのは上下のパフリングが重なり合う部分のつなぎ方。
ブロックの真上(左右のパフリングの中央部)でつなぐのではなく、若干ずらした場所で、片側をもぐらせ、もう一方を上にのせるような形でつなぎます。
すべてのパフリングの長さと角度の調整が終わったら、溝に埋め込んでみます。そしてピッタリはまったことを確認したら、ニカワでの接着に移ります。最初に接着するのは上下4本のパフリング。Cの部分のプンタは溝から抜かないようにして、他の部分をはずし、そこに筆でニカワを塗ります。このとき、はずさなかったCの部分のプンタにはニカワは塗りません。「どうしてかな?一番はがれやすい部分なのに・・・」と思いましたが、すぐに疑問は解決!
ニカワを塗ってパフリングを埋め込んだら、Cの部分から遠い場所からハンマーでパフリングを叩いていきます。すると、パフリングが溝に埋まっていくと同時に、あふれたニカワがどんどんCの部分へ向かって流れていきます。こうしてCの部分のプンタには最初にニカワを塗らなくても、最終的にニカワで埋まることになります。
パフリングも溝も水分を吸収しやすいので、ふやけてすぐに膨張します。膨張すると入るものも入らなくなってしまうので、ニカワを塗ったらすぐにはめ込んでいかなくてはいけません。
さっと筆でニカワを塗って急いで作業をしますが、思ったよりも膨張のスピードが速く、パフリングがうまく入り込まなくなり苦労しながらの作業でした。
上下が埋め終わったら、上下のパフリングが重なり合う部分がずれないようにねじで固定し、次はCの部分の作業。
ここも両端のプンタの部分は溝から抜かないようにして、急いでニカワを塗り、パフリングをはめ込みますが・・・うまく入りません。なんとか入れようとしますが、どんどん水分を吸収して膨張し、入れることが困難に。ここは糟谷さんにお手伝いいただき、ハンマーで叩きながらなんとかパフリングを入れました。そして反対側は注意をしながら急いでパフリングを埋め込み作業終了。
このニカワが乾燥するまで裏板の作業はできないので、残った時間でネックの作業を行います。
ネックの作業は空いている時間で行っているので、前回やったのは結構前になります。
きちんとした大きさにカットするために、渦巻きのガイドラインが引いてありましたが、曖昧すぎて、鉛筆のラインが二重三重になっていたので、消して書き直しました。そして、低い位置から順番に不要な部分をバンドソーで切落していきます。左右の渦巻きの3箇所を切落した時点で時間になってしまい終了。
・パフリングを埋め込んで上下を固定
・プンタの鋭角の部分は隙間があかないように慎重に作業
・ネック材にラインを引いて不必要な部分をカット
・形が整ってきた!?ネック