第75日目-2010年10月31日(日)15:00~


先週、楽器を工房に置いて帰ったので珍しく家では何もしていませんでした。


本来なら、スクレイパーがけした後にニスのリタッチをしておきたかったのですが、赤ニスを使い切ってしまいいたのでどうしようかを考え、新たに作ると時間がかかるので、過去に使ったニスを放置して固まっていたものを再度アルコールで溶かして使用することにしました。
固まったニスの瓶にアルコールを入れておいたら完全に溶けていたので、これを使ってリタッチをしていきます。
ニスの色が濃い部分は塗らないようにし、薄い部分だけを塗っていきます。


一部にニスがたまると色合いが乱れて後で磨くのが厄介なので、できるだけ筆のニスを絞って薄く層を重ねるようにします。
薄く塗ると乾燥も速いので間をあけずに5~6回続けて塗りました。
磨いた後はニスのノリがいいのでしっかりと塗ることができました。


持ち帰ることも考えて、一旦作業を中断し、2台目の製作に取り掛かります。
内型が完成したのでブロックを作る作業をします。


大まかにブロックの厚さに切った柳の木にブロックの型を鉛筆で書き写します。
年輪や乾燥する時点で割れた溝に注意しながらラインを引き、バンドソーでカットします。


これをブロックに貼り付けるには、内型と接する2つの面の角度を整えなくてはなりません。
カンナを使って面を整えます。
苦手な作業なので所々手伝ってもらって2つが完成。
時間になったので残る2つは次回に持ち越しです。

第74日目-2010年10月24日(日)15:00~


ニスを塗り重ねた面には筆の跡や濃淡があり、触っても凹凸がわかるくらいだったので自宅でヤスリがけをして再度塗り続けました。
しかし、どうしても濃すぎる部分が修正できなかったので、どのように修正するかを相談。
ヤスリがけをした後に、特に濃い部分だけスクレイパーで削ることにしました。


既に横板とネックは磨いてあり、その後に塗り重ねていなかったので表板と裏板に油を塗って紙ヤスリで磨いていきます。
単調な作業なのでニスの塗り方を相談しながら作業を進めます。
表板と裏板を磨いたら、全体を見て特に色が濃い部分だけスクレイパーをかけます。


スクレイパーは力を入れすぎるとニスに刺さってはがしてしまうので、軽く持って力を入れないように動かします。
表板、横板、スクロールの作業をしました。
簡単そうにみえますが結構時間がかかり、今日はこの作業のみで終了です。
今週は楽器を工房に置いて帰ることにしました。

2010年10月12日(火)

自宅に楽器を持ち帰ってニス塗りをしていますが、その途中経過を報告します。
黄色ニスは色が薄くて塗りムラが目立ちにくかったのですが、赤ニスは色が濃いので塗り方によっては結構ムラが目立ちます。


全体的に塗り重ねますが、時々薄い部分を重点的に塗り、色合いを整えていきます。
また、何層にも塗っていったら時々表面を磨く作業を行い、凸凹をなくし、均一な色合いになるよう調整します。


筆の毛が抜けたり、ホコリがついてピンセットで取った跡が残り、かなりムラがありましたが、そこを重点的にリタッチしたりしてここまで整ってきました。
これから再度磨いてニスを塗り重ねていきます。


だんだん完成の色合いに近づいてきました。


ヨシミツのバイオリン製作日記


ヨシミツのバイオリン製作日記

ヨシミツのバイオリン製作日記

ヨシミツのバイオリン製作日記

第73日目-2010年10月3日(日)15:00~


自宅で作業をしようとネットで固定板を買いましたが、作業台に固定して回転させながら作業できるようになっていなかったので、板を加工する作業から開始します。
まずは中央部にドリルで穴をあけてナットを取り付けられるようにします。


穴をあける位置は正確でなくても、だいたい中央部であればいいのですが、見栄えをよくしたいので板の中央部に穴をあけられるよう定規で計って位置をマークします。
ここにナットの軸の太さにあわせたドリルを貫通させます。
ただ、これだけだと、ネジの頭が出た状態になるし、板が回転してしまうので、ノミでネジの頭を埋め込む溝を掘ります。


さらに作業台の下側からナットを固定しやすくする板を作ります。
杢の深い端材で作ろうと思いましたが、小さなものしかなく、しかもカット方法を間違えてしまい失敗。
今度は素杢の大きな端材で挑戦。
ここも大きさや形状はどうでもいいのですが、綺麗に作りたいのでカンナをかけたり面取りをしたりしました。
大きな端材を使ったのでグリップのよう印象で扱いやすい感じに仕上がりました。


何とか固定板が完成したので、あまった1時間で2台目の作業を進めます。
内型のブロックを貼り付ける面が整っていなかったのでその修正作業を行います。


もうある程度整っていたので、定規を当てて平面が出ていない箇所を確認し、金やすりを使って削っていきます。
時間をかけてじっくり削っていき、何とか完成。


1台目は結構スピードをあげて作業をしてしまったので、今回は丁寧さを出して作業を進めたいところです。

ヨシミツのバイオリン製作日記

第72日目-2010年9月26日(日)14:00~


今週は家に持ち帰って塗り重ねたニスの表面を磨いて凸凹をなくす作業を行います。
前回同様にニスの表面にサラダ油を塗り、700番台の紙やすりで磨いていきます。
「磨く」ということはニスを「削り取る」ということなので、一部分だけ削りすぎたりしないように注意しなくてはなりません。


まず、ヤスリを押さえるとき、指で押さえた部分だけに力がかかって、そこだけ削り過ぎないように、ヤスリを3重に折って厚みをもたせたうえで軽く押さえ、円を描くように動かして磨きます。
見た目でニスが極端に厚くなっている部分はやや強めに擦り、その他の部分は全体的にまんべんなくヤスリをかけていきます。


ヤスリをかけてはティッシュで油を拭き取って状況を確認します。
2時間くらいかけて丁寧に磨き、ほぼ均一になったところで作業完了。


黄色ニスは塗りはじめや、層が薄いうちは日光に当たると退色して塗った色が薄くなりますが、もう層が厚くなって退色が抑えられていたので、今度は赤色のニスを塗ることにします。
ただし、まだ赤色のニスは作っていなかったので、それをまず作ります。


ドラゴンブラッドにアルコールを入れて色素を抽出したものをオタマですくい、ライターで火をつけて焦がし、透明ニスの瓶に流し込んで色づけします。
この「焦がす」作業をするとより赤色の色合いが強まり、塗って時間が経っても退色しないようになるそうです。
ほぼアルコールに火をつけるわけなので、細心の注意を払い、少量づつ焦がしていきます。
さらに、透明ニスの色の変化をみながら10回程度焦がしたアルコールを流し込みます。


「もういい色だ」ということろで、できたての赤色ニスを実際に端材に塗って色合いを確認します。
ちょうどよい色だったので、黄色ニスを磨いた楽器に赤色ニスを塗っていきます。
一度塗っただけでは色の変化はほとんどわかりませんが、だんだんと赤くなっていくのが楽しみです。


ここでこの楽器の作業は一次保留にし、2台目の製作の続きをします。


まだ内型のブロック接着面の直角と平面が出せていなかったので金ヤスリを使って削っていきます。
何度やってもうまくいかず、2台目なのに手伝っていただきました。