明日演奏する『展覧会の絵』の作曲者は、ムソルグスキー。


彼は、ロシア人であるが、『ロシア5人組』 と呼ばれる

音楽家集団の一人である。

(現代で言うSMAPの五郎ちゃん的な存在なのか?)


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晩年のムソルグスキーは、ウラディーミール・スターソフの

影響が大きかった。


スターソフは、ロシアの芸術史研究家であり、評論家でもあったが、

指導者的な面もあって、彼のサロンには、音楽、絵画、建築、

彫刻家などが集まった。


そんな1870年頃、ムソルグスキーは、建築家でもあり、

画家でもあるヴィクトル・ハルトマンに出会い、交友を結ぶが、

3年後にハルトマンは動脈瘤が原因で急死してしまう。


ムソルグスキーは友人の体の異常に気が付きながら、

友人としてすべき事をしなかったと、自責の念にかられた。


又、スターソフは、ハルトマンの遺作展を開くことにした。

ハルトマンの作品を整理する目的と、ハルトマンの未亡人に

資金援助する目的があった。


その展覧会が開催された半年後の1874年に、

ムソルグスキーは 『展覧会の絵』 を作曲する。

作曲作業が遅いムソルグスキーだったが、

わずか、2~3週間足らずで一挙に作曲された。


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この展覧会の絵と言う音楽は、ムソルグスキーが

ハルトマンの遺作展を歩きながら、そこで見た10枚の絵の印象を

音楽に仕立てたものである。


更に、10枚の絵がただ並ぶのではなく、『プロムナード』 という

短い前奏曲 あるいは、 間奏曲が5回繰り返して

挿入されているのが、特徴。

この『プロムナード』 は、ムソルグスキー自身が歩く姿を

表現したと言われている。


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美術館の絵を 1枚 1枚 鑑賞するムソルグスキーを

想像しながら聞いていただくと、ありがたい。


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更に、1曲目のマイスタージンガーは、けいコング叫びが、

十数年前に結婚したのだが、その結婚披露宴での

新郎新婦入場の音楽に選んだ曲である。


まあ、これは、けいコングの思い出だが、

オーケストラの楽団員が100名いたとしたら、

100個の思い出が、気持ちが、曲に重ねられる訳である。


どれだけ、贅沢な事なのだろう。


音楽って、やっぱり、深いね。

芸術の秋を通り越して、『芸術の冬』 ですが、(笑)

そんな気持で、明日は頑張りますね。


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じゃ。