バイオリンの松脂のはなし
乾燥する季節になって来たなぁと思って、今日は「松脂と季節のお話」をちょっとします
松脂とは、バイオリンの弓の馬の尻尾の毛に塗るもので、美しい音を出すために必要なものです。(弓というのは、右手に持っている棒のことです)
松脂は、こんな形をしています。
実はこの松脂、季節によって最適なものがあるんです
弓の状態にもよるので一概にはいえませんが、夏はさらっとしたもの、冬は少し粘り気のあるものが良いと一般には言われています
私のいつもお世話になっているヴァイオリン技師さんは、冬はデンマーク製のラーセンという超ねばっこい松脂が良いとおっしゃっていました。ラーセンは本来チェロやビオラなどのメーカーなのですが、なるほど、なかなか引っかかりの強い松脂でした
簡単に言うと、松脂がねばっこいと、音がギシギシ引っかかる感じ。さらっとしてるとスカスカする感じです
初心者の方は一番無難なベルナルデルという紺色の袋に入った松脂を使うことが多いですが、これもオーソドックスで悪くないね
ただ、艶やかな音を求めるのであれば、私の弓の場合は、日本製のアルシェ201という松脂が合っているので、今はそれを気に入って使っています
メロスという松脂なんかは、夏用と冬用があったりして面白い!友達の楽器には一番マッチしていたとのこと
松脂は、その弓のしなり具合にもよって相性があるので、奥が深いですねぇ
余談ですが、松脂を十字に使ったり一文字に使ったりすると、弓のヘリがカサカサになりやすいということが、長年の様々な使用方法を通して分かりました(笑)
なので、全体を満遍なく使うのがオススメです
バイオリンやってるみなさまにも、乾燥して音質管理が大変な時期ですが、ぴったりの松脂にご縁がありますように…
さてさて
昨日は名古屋のスタジオにて録音リハーサルでした♪
とても素敵なスタジオで、思わずくつろいでしまいました
今日は名古屋を中心に活躍のピアニスト、まこちゃんのご自宅にお邪魔して、一緒に合わせ練習をしました。タイスの瞑想曲、チャールダーシュ、ルーマニア民族舞曲、美しきロスマリンなど、ヴァイオリンの名曲を一緒に練習しました
とても楽しいひとときでした
今日の夜は、中学生の生徒さんたちのレッスンです♪ レッスンも頑張って来ます
今年の4月に車の免許取ったけど、取ってから仕事で時々車使うときとかまだ怖い〜〜!知らない場所の時とか特に。車の運転慣れるにはどうしたらいいかなぁと
次回からは、動画も交えてアップしていこうと思ってます
それじゃまた!
藤原望