弓の毛替え(その2) | 山下ヴァイオリン・ピアノ教室のレッスンブログ-大阪・本町のヴァイオリン教室-

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大阪・本町駅より徒歩5分の「山下ヴァイオリン・ピアノ教室」ヴァイオリン講師・山下悠介&ピアノ講師福山めぐみによるブログです。
生徒さんの日々のレッスンの様子、ヴァイオリンが上達するコツ、自身のコンサート情報などを配信していきます♪


皆様こんばんは



前回14日より3日ぶりの更新となりますがいかがお過ごしでしょうか



本日は先週金曜日からお預かりしている生徒さんの弓の毛替えに心斎橋のバイオリン職人の方の工房までおじゃましてきました



山下バイオリン教室では生徒の皆様の弓の毛替えや楽器本体に関するトラブルはプロのバイオリン職人の方にご依頼しており、いつでもお気軽にご相談いただけます


バイオリンの弓の毛というのは以前もお話しましたように、馬の尻尾の毛から採取されており、弾いているうちに伸びてきて、劣化していきます。(これにより、弓のバランスが微妙に変わってしまうこともあります)




目安としては、バイオリンを弾く際には弓には松脂
と言われる松の木の樹脂から加工・精製された備品を塗ってから使うのですが(この松脂を弓の毛の表面に塗ってからででないと、バイオリンの音は鳴りません)、長く毛替えをしないといくら松脂を塗っても、弦との引っ掛かりが悪い・なんとなく前より弾きにくくなったと思われたときが替えどきです



または、大事な発表会や演奏会などの本番前の約1週間前も適しています




毛替えの頻度は定期的な点検の意味も含めて、半年に1度がおすすめです



また、弓の茶色の木(スティックとも)の部分は実は微妙に反りがあるのですが、今回の生徒さんの弓はその「反り」がまったくありませんでしたので、職人の方に弓に反りをいれていただきました
 
(現在一般的に使用されている弓は楽器本体から遅れること200年、その形を確立しました。弓の「反り」は19世紀フランスの弓製作者、フランソワ・トゥルテによって開発されたとのことです)



こちらの弓は次回のレッスンで生徒さんにお渡しする予定です



次回以降のブログでは山下バイオリン教室で使用している弓、また弓そのものについても皆様にお伝えしていきたいと思います



それではまた更新しますね