初めて介護保険を利用してデイサービスと契約する際に担当のケアマネが決まった。

デイサービスと同じ法人のケアマネだった。


よくケアマネに当たりハズレがあると聞いてはいたが、どうも我が家は後者だった気がする。


専業主婦だったが、息子さんの大学受験に付き合って自分も勉強してケアマネの資格を取ったと言っていた。


当初、母はデイサービスに行くことも渋々で家族とケアマネの会話に不快感を露わにし興奮したり退席して部屋に篭もってしまい全く意味をなさなかった。

何度か同じことを繰り返した後、母の前で会話することは無理なので何かあれば連絡をするようにと言われ、以降毎月一回の訪問面談は


「何か変わったことはないか」

「こちら(デイ)では特に問題ありません」

「ここに印鑑をお願いします」以上。


5分足らずで終了という儀式的な物になった。



母の認知症が進行して困惑すると、デイサービスの職員の人たちが親身に相談に乗ってくれてその都度対処してもらえたので不自由はなかった。


数年前、少し気持ちが疲れてきて月に一回でも良いからショートステイを利用したいとケアマネに相談して同じ法人のショートを利用したが、母が適応できず失敗に終わった。翌月もう一度トライしたがやはり失敗。

すると、

「小規模多機能型の施設の方が向いているかもしれない。」という言葉の後、

『但し、その場合うちとは一切関わりがなくなる』と繰り返し強調された。(気がした)


そこで私は躊躇した。デイサービスの職員の人たちとの関わりが無くなることに不安があった。


痒いところに手が届く。一を聞いて十を知る。

そんな職員が揃うデイサービス。

困っていること、悩んでいることを上手く説明できない私はデイサービスの職員の人たち何度も救われてきたのだ。


その気持ちをデイサービスの職員に打ち明けると、もう少し頑張ってみましょうと言ってくれた。

実際、朝の迎えに気づかないことが増えると鍵を預かってくれたり、入浴時の着替えをカバンから出してしまうようになると着替えを預かってくれるなど融通してくれて私のストレスはかなり軽減した。

母のことだけでなく、私の負担が増えることも心配して色々工夫してもらえた。


本来ケアマネという存在はどういうものなのか未だにわからない。


つづく