認知症の人は暑さに鈍感になると聞いていたとおり、エアコン問題で暑さ鈍感になってしまった。


三女と相談してユニクロのエアリズムのブラキャミを母に買ってみた。既に冬のヒートテックのブラキャミは着用していたので同じサイズで3枚揃えた。


母の普段着や下着類は押し入れに引き出しボックスに入れてある。服やズボンは夏冬それぞれの引き出しに入っていたが、下着と靴下は一つの引き出しの奥にオフシーズン手前にオンシーズンと入れ替えて使用していた。

当時の洗濯は洗う、干す、取り込むまでを私がやり、母が畳んでしまっていた。 



母がデイから帰宅すると顔がほてったように赤く汗をかいていることがあった。

デイの施設内はエアコンが効いているはずだし送迎車も当然エアコンがついているはずで、熱を測っても平熱だった。ただ、そういうときにはカキ氷や大好きなパピコを勧めると美味しいと言いながら一気に食べた。



ある日いつものように母の洗濯物を干しているときにブラキャミの手触りがエアリズムらしくない気がしてタグを見たらそれはヒートテックだった。それまで気づかなかった自分に驚くやら情け無いやら…

押し入れの引き出しボックスを開けると、中は畳んだ形跡のない丸められた衣類がぐしゃぐしゃに入っていた。

夏服と冬服がミックスになり、下着はキャミもショーツもペアになっていないバラバラの靴下がめちゃくちゃに入っていた。



ようやく母が真夏にヒートテックを着ていることがわかった。そしてヒートテックは処分した。