来週から最低気温がこの辺りでも5℃以下になる週間予報を見て、昨日の夕方に簡易温室のビニールカバーを掛けました。
去年買い替えたカバーは元の本体とセットのカバーよりも高さが高くなり幅が微妙に狭い。
背が伸びたけどピチピチなので金属製の骨組みに沿わせていくのにすすっとはめられずに四苦八苦していると後ろから『にゃー』と聞こえた。
いつからそこに居たんだろう。
ご近所猫のブラックノーズがちょこんと私の後ろ少し離れたところに座っていた。
『あら!こんにちは。なにしてんの?って思ってる?』
『にゃぉー』と言いながら近付いてきてビニールをクンクンして私の足元にすりすりしながら私のする事を見ていました。
ビニールカバーを気にしながらサボテンを見たり、玄関マットで爪研ぎしたりしていました。
猫用にしている容器に水を入れてどうぞって置いたら飲みはじめました。空気が乾燥しているからか勢い良くペロペロ。
いつも水やりも見ていて、庭をずっと付いてきて立ち止まると足元に頭を当てて甘えます。
植物に水をかけているのを見て「お花たちも水飲んでんのかな?」とでも思っているのかな?
以前、ヒスイセンの花が咲く前のプランターに入っていた時に私に怒られてからは植物にはいたずらしなくなりました。
晩ご飯の用意をするまでしばらくは一緒にいたけど『またね』と声をかけて家に入りました。
昨日は家に入れて欲しかったようで玄関前に座ったままなかなか帰らないブラックノーズ
そんなブラックノーズを見て小学三年の時の転校生の友達の事を思い出しました。
通学団は別だったけどクラスの中では比較的家が近かった。
先生からはいつも転校生のお世話を私に任されていた。
ある日帰宅後に遊びに誘いに来てくれた彼女。
私は宿題がある日はまずそれを終わらせないと遊びに外に出ないのでその事を伝えたのだが彼女は日が暮れるまで玄関近くにずっといたそうで。
近所のおばちゃんに『昨日あの子ずっと待ってたんだよ』と言われ切ない気持ちになりました。
彼女は一年間だけいてすぐまた引っ越していきました。
友達でも私は一定の距離をとる
自分の生活のペースは崩したくない
それは子供の頃から。
猫くんは近所のお家の子。
ウチの中に入れてあげられるまでには仲良くなるのはね、違うかなと思っています。
ご飯も変な物食べさせて身体悪くしたら大変だと思うからオヤツもあげない。
私が家に入ってもしばらく玄関マットに座っている猫をみてあの時とよく似た切ない気持ちになりました。