『ME AND MY GIRL』博多座公演中、雨が降ったのはたった1日だけ。
その1日もカーテンコールで水美さんが「ロンドンらしいお天気(雨)」と挨拶された後、観客が劇場を出たら太陽が顔をのぞかせ、すっかり晴れていたと福岡のヅカ友が教えてくれた。
公演も残すところ、あと3日。
その3日も博多の天気予報は晴れ!
水美舞斗さんは晴れ男だと噂に聞いていたが、本当に太陽のようだ。
マイティー+星組生の舞台にかける熱い想いで連日快晴、しかも博多座連日大入り満員御礼という快挙
星組はバウホールの『My Last Joke-虚構に生きる-』も完走
なのに、ですよ。
『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』『VIOLETOPIA』の一部の大学生協でのチケット販売中止の報でざわざわ
冷静に考えたら、RRRの生協チケット発売日(11月15日)が宝塚大劇場休演期間中(11月23日まで雪組公演休演)だからってことですよ。
きっと大丈夫!
「大学生協での」扱いは中止ということ。
僕も一瞬ショックで固まったけど、「大学生協での」と聞いてほっとした
ほっとしたところで。
博多座『ME AND MY GIRL』配信2日めの感想
水美舞斗さんはプロフェッショナルだった!
見事なタップダンス、観客の心を揺さぶる演技、感情のこもった歌、滑舌の良さ、声量、宝塚を超越して素晴らしかった。
帽子やりんごなどの小物使いも器用で鮮やか。
舞台全体を俯瞰して、アドリブを入れられる役者としての余裕と貫録もさすがだった。
水美さんのビルが「大人っぽい」と評される理由
水美さんのビルは「聡明」だ。
立ち居振る舞いは悪戯っ子のような少年そのものなのに、生来の「聡明さ」を確かに感じさせる。
水美さんのビルは、きっとランべスには帰らない!
叔母である侯爵夫人にキスされた時に、水美さんの頬を伝った一筋の涙
侯爵夫人とも離れがたくなっている程、屋敷の人達にすっかり馴染んでいた。
お屋敷の弁護士のパーチェスターを「セドリック」と呼ぶビル。
それを聞いたジョン卿は「驚いた、君(パーチェスター)にも名前があったのかね」
ジョン卿は執事のヘザーセットの結婚式に出席したことも忘れていた。
それが貴族の生き方。
しかし、ビルは使用人にも対等に接する。
「人は誰でも正しい扱いを受けると心を動かされがちになる……」というサリーの言葉に通じるもの。
それは、きっと物語の作者が伝えたかったこと!
それがはっきりと伝わってくる「人として大人」で「聡明」な水美さんのビルだった。
ビルとサリーはあの後どうしたんだろう?
ミーマイを観終わった後いつも「続き」を考えた。
物語のラスト。
ランべスなまりでサリーを抱きしめるビル。
きっと、このふたりは堅苦しい貴族社会を捨ててランべスに帰って幸せになるんだろうと僕はずっとそう思っていた。
劇評家もそういっていた。
しかし、水美舞斗さんが演じるビルをみて、ビルはウィリアム・スナイブスンとして生きて行くんだと感じた。
ヘアフォード伯爵としてずっと家を守って行くだろう聡明で愛情深いウィリアム(ビル)。
そんな彼に守られたサリーも伯爵夫人として幸せに暮らして行く
時には屋敷をそっと抜け出しサリーとランべスに遊びに行ったりして上手に息抜きしながらも、高貴の身は義務を伴うというご先祖様の教え通り家族と家名を守って行くだろう。
ジョン卿と侯爵夫人、ジャッキーとジェラルド、お屋敷のみんなも笑顔で。
そんな物語の続きが見えるような気がした。
舞空瞳さんも素晴らしかった!
相手役によってまったく違う結末を想像させる演技だった。
どちらも魅力的なサリー。
水美さんのビルと踊る最初のタップダンスのキレ
幻想の場面でのダンスと真紅のドレス姿の美しさ。
これは舞空さんの代表作だと胸を張ってほしい!
このビルとサリーはランべスには帰らない、へアフォード家で生きて行くんだと感じた。
みられて良かった、感動した。
うっわっ、激長💦
配信2日めの感想の続きはまた後日💦
今日の〆
『ME AND MY GIRL』のキャストとスタッフのみなさん、ありがとうございます!
ミーマイ愛のあふれたX、博多座さんありがとうございます!