理系男子の宝塚ラボ

理系男子の宝塚ラボ

調剤室の住人が宝塚愛を語ります。
ピアノ・バレエ~野球育ちのヅカメン、よろしく。
己の価値観あり、お気に召さない方はそっ閉じ願います。

正直な話、宝塚ファンだと名乗るのも嫌になりかけていました。

それでブログも放置・・・真顔

 

人間は生まれながらに善なる本性を持っているという思考で「違う」「そんなはずがない」と庇いたい気持ちもありました。

だが、あまりにも僕の中の「あたりまえ」とかけ離れて居て、次第に怒りが沸々と沸いてきました。

 

 

ぶっちゃけ、真風涼帆さんが全部スルーしてコンサートで宙組時代の歌を歌っていたニュース映像を見て吐きそうになったゲロー

 

それって、亡くなったあの子がいた頃の曲じゃないか!!!

一観客の僕ですら宙組のかつての曲を聞いたら、あの子の笑顔を思い出して泣きそうになるのに、よくやるよ。

 

真風さん、何作トップで居続けた?

トップがトップでいられるのは組子の支えがあってこそじゃないのか。

逃げ得?

そんなん卑怯じゃないか。

元だとしても、彼女が苦しんでいる姿を知っていたはずなのに。

なぜ誠意のある言葉のひとつが言えないのか。

全部スルーで宝塚時代の曲をよく笑顔で歌えたもんだよ。

 

 

みんな謝罪が遅過ぎた。

 

謝ったか謝らないのか、それすらも有耶無耶にして安全な公演は難しいよ!

そこんとこしっかりして下さい。

辞めて行く下級生たち、彼女達も辛かっただろうし・・・

 

黙っても見守りたいと思ったが、現状で公演を再開しても世間に叩いてくれといっているようなものだと危惧して言葉にしました。

 

ご遺族は、会見など開くつもりはなかったんだろうと思う。

 

急逝されたお嬢様が愛していた宝塚だから。

そして、もうひとりのお嬢様が所属しているから。

だから1カ月以上、耐え難いほどの悲痛や無念を堪え、「劇団の誠意ある対応」を静かに待っていてくれたんだろう。

 

 

しかし、宝塚歌劇団は、ご遺族の気持ちを踏みにじり続けた。

 

団員の訃報を耳にしながらも何事もなかったかのように、『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』の2日めの幕を開け。

翌日には、急逝した生徒の身うちも出演者に名を連ねていた舞踊会を強行した。

 

劇団側の会見も遅く、その対応に誠意も感じられなかった。

 

 

劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました。

あまりにも痛ましい……。

なのに、その様なご遺族の訴えまで無視し更に捏造隠蔽を重ねようとしていたということか。

 

だから、第一人者の川内博弁護士を頼り、厚生省クラブでのあの記者会見になったのだろう。

 

 

会見に先駆け、他の組に所属しているお嬢様の休演も告知された。

劇団は、現役の劇団員である彼女を人質に、ご遺族の気持ちを表明する機会を阻もうとしていたのかもしれない。

 

それを振り切っての、強い意志での会見であるように感じた。

劇団は、もう一人のお嬢様の未来まで、どうか断たないでください。

 

僕らは、全面的にご遺族の味方です!

 

 

 

劇団や個人を罵倒しているブログも見かけるが、僕ら一般人に劇団や誰かを責める権利はない。

 

だが、劇団の今後の対応次第で、宝塚歌劇団そのものが終わるかもしれないと危惧している。

ジャニーズ事務所の一連の流れを見たばかりだ。

努々、在籍している多くの劇団員や卒業生の未来を閉ざすような対応にならないことを願う。

 

 

宝塚劇団及び阪急阪神ホールディングス株式会社がすべき事

・ご遺族と誠実に向き合い、ご遺族の想いに応えること

・急逝した団員とそのご遺族に心からの謝罪をすること

・今後の劇団の会見は、弁明会見ではなく謝罪会見であるべき

・二度と同じ悲劇を繰り返さないように、劇団の改革を!

 

劇団に求められる改革

・労働時間等について

・人間関係について(過度の縦社会は要見直し)

・そして、宙組存続なら体制の一新を!

 

 

この1ヵ月、ご遺族の気持ちを劇団が傷つけてきたことは想像に難くない。

 

だから、ここまで来てしまった。

来るところまで来てしまっているのだ、このままでは宝塚歌劇団に未来はない!

取り返しがつかない程の事態であることを、本社と劇団は自覚して行動してほしい。

 

まずご遺族の想いに応えること。

そして、二度と同じ悲劇を繰り返さぬことを誓う意味でも、劇団と宙組の改革を明確に示す事が必要だと僕は思う。

 

娘の笑顔が大好きでした……

そんな言葉から始まるご遺族の声明文を背筋を正して聞きました。

 

このブログでも繰り返し書いてきましたが、故人の笑顔に僕たち観客も癒され、励まされ、幸せをもらってきました。

なのに、あの笑顔の裏で、そこまで追い詰められていたとは……。

 

 

声明文より

「どんな辛いことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。

けれど、それを上回る辛さは、忘れられる量をはるかに超えていました。

……

あの時「自分のことだけを考えなさい」と強く言って辞めさせるべきでした。なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。

 

 

川人博弁護士に依頼されたことからも、ご遺族の無念が伝わってくる。

弁護士 川人 博【弁護士の肖像】 | Attorney’s MAGAZINE Online 

 

 

 

阪急阪神ホールディングス株式会社及び宝塚歌劇団は、ご遺族に対し早急に誠実な対応をすべきでした。

 

あの理事長と企画室長の、どこか他人事のような会見には誠意を感じず違和感しかなかった。

 

 

このようなご遺族の想いを知りながらも、宙組東京公演のチケットを販売し幕を開ける気だったということですか。

そう思うと呆れてものが言えない。

事態を冷静に考えると……。

そのような理事長も関係者も引責辞任しか道はないでしょう。

 

歌劇団は一刻早く、宝塚歌劇団の伝統と名に恥じぬような謝罪の会見を開いたほうがいい。

 

 

そして、会見ですら「故人の名前を伏せている」ご遺族の想いがわかりますか。

そんな遺族の想いを踏みにじり、名前を晒し、故人の写真まで利用して商売をしている週刊文春とそれに乗ったブロガーの心無い行為も許されるものではないと僕は思います。