こんばんは。
総合病院で働く臨床心理士、いがらしです。
今日は、自戒も込めて。
私たち、臨床で働く心理士に大事なことはなんだと思いますか?
さまざまあると思いますが、そのうちのひとつは、「想像力」ではないでしょうか。
患者さんが病院に来てくださって、目の前に座っておられる。
当然だけど、お会いできているその時間の24倍、1日はあって。
さらにその365倍、毎日の日々がある。
カンファレンスでカルテを拝見する。
カルテで見せていただくのは、文字情報。
当然だけど、その背景にはリアルな人、生活がある。
病棟に行って看護師さんから情報収集させていただく。
私たちが病棟にいるの時間の数十倍、数百倍、看護師さんはその患者さんの対応をされている。
目の前の情報から判断するだけじゃなくて、イメージする想像力がほしい。
もちろん、想像して決めつけたらだめ。
だけど、イメージして分からなければ伺ってみようと思えます。
想像することが、目の前の問題がどれだけ日々に影響することなのか、少しは理解を促してくれるはずではないでしょうか。
「想像力」
実はこの言葉は、尊敬する先生のおひとりからいただいたものでした。
「いいか。想像力。
あ臨床に必要なのは想像力なんだよ。忘れるなよ。」
先生、ごめんなさい。
いま、やっと私の中でも自分の体験とこの言葉がしっくりしています。
以前、「家族」を知るために。という記事を書きました。
これも「想像力」のための学びのひとつです。
想像することを忘れないように。
そのたいへんさを全部すっかり解消できるほどの力は私たちにはないかもしれない。
でも、それでも、想像して、その背景にあるものに目を向けることを忘れないようにしましょう。
明日もよい日でありますように。
あたたかく、すなおに。
