おはようございます。
人間科学の専門家として総合病院で働く臨床心理士、いがらしです。
みなさんは「病院」をどんなところだと思っていますか?
「病院は、私たちのマイナスな側面を減らすところ」と考えている方が多いと思います。
いかがですか?
なぜなら、我々は、何か減らしたい症状や減らしたい問題があって病院に行くからです。
「頭痛を減らしたい」
「咳を止めて欲しい」
「持続する憂うつな気分を減らしたい」
「強い不安を感じる機会を減らしたい」
私たちにとっては、「病院=マイナスを減らすところ」なのです。
先日、目標設定のコツ。それは「○○する」という「行動目標」を立てること。という記事を書きました。
ここに書いたとおり、特に患者さんは、「○○しない、○○がなくなる」
これは、上記に書いた、病院に対して我々人間が抱いているイメージから、仕方ないことだなぁと考えています。
だからこそ、私たちは「病院はマイナスを減らすところ」と思いやすいのだ、ということを認識していたい、そう思います。
それが本来だと信じ込んでいると、病院から得られる機能、そして病院から提供できる機能がそれしかなくなってしまうからです。
病院、特にカウンセリングは、プラスを増やせるところでもあります。
「持続する憂うつな気分を減らして、お友達とごはんを食べに行けるようになったり」
「強い不安を感じる機会を減らして、行けなかったところに出かけられるようになったり」
できるところです。
また、カウンセリングだけではなく、身体の病気の場合でも同じです。
その一部を、下記の以前の記事に書きました。
他職種の専門性を理解してこそ、何を分担して何を担当するかを吟味できてこそ、専門家。
病院はマイナスを減らすところ?いいえ、プラスを増やすところでもあります。
そう思ってもらえませんか?
どうでしょう?
なんだか、さらに素敵なものに見えるし、もっと取り組んでみよう、いろいろ相談してみよう、そんな風に感じてきませんか?
臨床心理士もこの点を留意していられたらいいなぁと思います。
上記のように、カウンセリングをどのように位置づけるかによって、クライエントの意欲、態度、行動の発現率は変わると思うのです。
マイナスを減らすだけじゃなくって、プラスを増やしましょう。
ほら、なんだか、素敵なひびき。忘れずにいたいです。
誰だって、プラスに変われる自分を信じたいし、そうなりたいですよね。
あたたかく、すなおに。

