おはようございます。

人間科学の専門家として総合病院で働く臨床心理士のいがらしです。

 

梅雨もあけて、本格的な夏がやってきました!

夏休みです。

今日は、夏休みになった医大の医学部生が病院にやってきてくれます。

“医療に活かされる「心理学」を知る”というプログラムに募集してくれた学生さんたちです。

 

彼らは、大学の教養科目など、いくつかの場面で「心理学」を学んできたことと思います。

その「心理学」を医療のさまざまな場面で活かしながら働くのが「臨床心理士」です。

その現場やいくつかの体験したりしながら,「心理学」がどのように医療に活かされているかを知ってみよう、というプログラムです。

 

このプログラムは、昨年から始めましたが、今年の希望者は昨年よりも増えました。

興味を持ってもらえることが、とてもうれしいです。

 

基礎心理学がどのように応用に活かされてきたのか。

臨床心理学がどのように医療で実践されているのか。

についてお伝えできたらいいなと思って、準備しました。

 

その中のひとつ、私が大好きな「発達心理学」の考え方について今日はひとつ書いてみようと思います。

 

発達」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持ちますか?

身体の発育?

精神の発達?

いずれにせよ、成長、発育、進歩、などということかな?と感じたのではありませんか?

そして、それは、大人になるまでの道、という印象を持ちませんか?

発達は、大人になるまで、の道のりなのでしょうか。

 

 

発達心理学における「発達」は、一生にわたる「成長」であると考えられています。

大人になるまでが発達で、あとは衰退、ではありません。

それぞれの段階で克服すべき課題が、私たちにはあります。

 

たとえば、、

経済的独立のめあすを立てること。

そして、維持すること。

大人としての社会的責任を達成すること。

家族に生じる問題に対応すること。

生理的・体力的変化を受け入れ、適応すること。

健康の衰退に対応すること。

そして、最後は、死を受け入れること。

 

生きていると、いつもその段階で課題が課される、そう考えるとつらく感じてしまうかもしれません。

しかし、私たちは、死ぬその瞬間まで、変化していくことができる、成長していくことができる存在なのだ、ということでもあるのです。

 

これまでの中で、とても苦しい出来事がありませんでしたか。

今のあなたはそのときのあなたから、変化していませんか。

子どもだって大人だって関係ない。

身体は成長しないし、むしろ衰えるばかり。

でも、私たちは、いつだって成長してゆける存在なのだ、そう思います。

これは、ある一握りの人にではなく、みんなに備わっているものなのです。

 

 

私たちは、今も「発達」しているところ。

子どもたちと同じように。大人も。

だから、子どもたちと同じように、失敗したり、つまづいたりします。

子どもたちの成長を見守るように、自分にもあたたかな視点を向けながらいきましょう。

 

あたたかく、すなおにニコニコ