昨日の夕方、ハズバンドとワインを飲みながら庭で夕涼みをしていたら。
ボトっと何かが上から落ちてきたの。
薄暗い中でその落ちたものはバサッっと動き、ワシらを恐怖のズンドコに引き落としたのよ。
よく見ると、それは小鳥ちゃん。
しばらくモンドリ打っていて、そのうち動かなくなった。
そ~~っと近づいてみたら、まだ息がある。でも虫の息。鳥だけど。
ワシは小鳥ちゃんを、怪我の様子を見る為救い上げたのよ。
外からみる限り、羽も折れてないし外傷も見当たらなかったけど、お腹のほうを見たら、下の方がえぐれれていたの。
なにか大きな鳥にアタックされたのかも。
これはどう見ても助からない。 小鳥ちゃんは目を瞑って浅い呼吸を繰り返していたから、ワシは「早く痛みから解放してあげて」と、どこかの誰か(神様とかいるならば、それ)に頼みながら体を撫でてあげていたのね。
「手、つないでいて~離さないで~」とワシの指をギュと握る小鳥ちゃん。
胸のあたりを撫でていたら、瞑っていた目をパッチリ開けてワシの顔を見上げたのよ。
微動だにせず、じぃ~~~っとワシの目を見つめて。
いつも遠くのほうで見てた人間が、フと目をあけたらこんな至近距離にいたよ!
しかも人間の手の中にいるなんて!!ひーーー!
と、思ったかどうかはワカランけど、ビックリしたかもな。
そんで、一回羽をわ~~っと広げて、もう一度ワシを見てからゆっくり目を閉じたの。
浅い呼吸をしながら、多分それから1時間くらい経って、もう一度パッチリ目をあけ、ワシを見上げてから、フっと軽くなったのよ。
なんつーの?うまく表現できないけど、手に乗っていた重量が完全に変わったのよね。
あ。旅立ったのね。いってらっしゃい。
ワシらは小鳥ちゃんをタオルでくるんで箱に入れ、『スピリットちゃん(ハズバンド命名)のお墓』として埋めたの。
ワシは終始淡々と小鳥ちゃんの旅立ちを見ていたつもりだったけど、気づいたらボタボタと涙がこぼれていて、鼻水もズーっなんて垂れ放題だったみたい。
ハズバンドに顔ふいてもらうまで気づかなかったYo
あ、なに?ちょっとノロケっぽい? うひ。
で、ナニが言いたかったかというと、魂ってちゃんと重みがあるのねん、てことよ。 長々とスマンね。